Pixiesの現実逃避な世界とVelouria

コンニチハ、Pixiesのブラック・フランシスです。

ヴェローリアは、最初にMy Victoria, even I’ll adore you. My Victoria.って節が浮かんでね。
キンクスの曲にあったけど、僕はヴィクトリアについてよく知らないし、って思いながら考えついたところ、ヴェローリアって言葉が浮かんだんだ。
で、ヴェローリアとはなんなのか考えた。
女の子の名前っぽくもあるし、ベロアっていうのはビロードの一種でもある。
それで、ベロアのような肌を持った女の子ってのはどうだって思ったんだ。
とてもSFしてるよね。

・・・

彼女はベロアに覆われていて、僕は彼女とタイムトラベルをして海や渚を渡る。
つまり、ヴェローリアという名前を得たことから、僕は彼女のSF的なキャラクターをクリエイトしなければならなくなって、彼女と恋に落ちたり、時を旅したり…。
総ては僕がプレイしているゲームなんだ。
これも、ピクシーズの現実逃避主義そのままだね。(クロスビート1990年9月号)

サマソニでのPixiesはどうだったんですかねえ?
私が見た数年前の単独公演ではVelouria以外は全てSurfer Rosa & Come On PilgrimとDoolittleの曲しかやらなかった記憶がありますけど。

先日、Pixiesのページを少し修正しましたが、いくつか間違ったことを書いていて冷や汗をかきました…
ウチのサイトもブログもUSODARAKEかもしれませんから、あまり信じない方がいいですよw


解散した年は91年ではなく93年です。
あとキムがBreedersを始めたのは、フランシス独裁のPixiesでは創作活動を十分にできなかったからではありません。
偶然に近い形で始まったようです。

それにしてもPixiesのアルバムの日本盤は再発と廃盤を繰り返しているなあ。
Doolittleは89年、94年、98年、2004年、2005年、2008年、そしてサマソニに合わせて2010年に再発されています。

でも、リマスターされているわけじゃないんで、国内盤輸入盤に関わらずどれを買っても音質は同じです。
唯一、先日Metallica関連で話題に出したMFSL盤だけはリマスターされていて音質が違いますし、SACDとCDのハイブリッド盤です。

私が一番最初に買ったのは新品で98年盤のDoolittle。
その他のアルバムは探しても見つからなかったんでレンタルで済ませてライナーと対訳をコピーした記憶があります。

その後、2004年に紙ジャケ再発されたSurfer Rosa & Come On Pilgrimを買ったかなあ。
Bossanovaの98年盤は自宅にありますが、いつ買ったのか覚えていません。
先日気づいたのですが、Trompe le Mondeはレンタルで済ませたままで、私は現物を所持していませんでしたw

PixiesといえばSurfer Rosa & Come On PilgrimとDoolittleが圧倒的人気なのであまり重視していなかったのかも。

でもあらためてBossanovaを聞くと、別に駄作というわけではありません。
結構良いです。
Trompe le Mondeはよく覚えていませんw

そういえば、レンタルで借りたSurfer Rosa & Come On Pilgrimには対訳が付いてなくてライナーだけだった記憶があります。
何年盤だったかなあ。
私が買った2004年盤には対訳は付いています。
対訳目当ての方は購入前に確認した方がいいです。

まあPixiesの歌詞は意味不明なのばっかりですけどねw
空想みたいなのばっかりです。
そこが魅力の一つなんでしょう。

ブラック・フランシスにとってロックは現実逃避だそうです。
この発言はBossanova期のもので、SFとか宇宙人とかがキーワードになっているようですけど、全てのアルバムに当てはまっているような。

Velouriaなんて冒頭の本人による解説がなければ意味不明w
単なるラブソングっていうか。
本当に色々と空想しているんですね。

フランシスはThe Happneningという曲と絡めてVelouriaの出身地まで語っているのですが、長くなるので省略しました。

普通の人がこんな空想していたら根暗なデブとバカにされそうですけどw、ミュージシャンだと素晴らしい想像力と絶賛されそうですね。
私もヴェローリアと恋に落ちてタイムトラベルしたいですw

それで、PVではその現実逃避の世界が表現されているのかと思いきや、とっても単純でカネのかかっていなさそうな映像で拍子抜けw

Pixies / Velouria

まあブラック・フランシスの現実逃避的なSF世界を知りたかったら日本盤をオススメしますということで。
でも歌詞を読んでも意味不明なのが多いですけど。

そのうちamazonへのアフィリエイトリンクも修正しますw

コメント

  1. gase より:

    Bossanova が良いというのに賛同です!むしろ、わたしはピクシーズのアルバムでベストと思っています。
    世間的には Dolittle が評価高いのでしょうし、個々の曲はキラー・チューンが多いという印象はありますが、アルバム一枚とおして聴く場合の完成度という面では、Bossanova のほうがバランスが良いように感じます。
    最近あまりピクシーズ聴かなくなっちゃいましたけどね…

  2. Hyottoko より:

    良いアルバムなんで、ライヴでボサノヴァからはヴェローリアしかやらないのはちょっと勿体ないですよね。

    私も昔と比べて聞かなくなったバンドが結構います。
    ピクシーズもサイト修正のために聞いている部分が大きいです。
    でも、キクトやっぱり良いなあって感じです。

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