Velvet Underground & NicoのSHM-SACDは凄い音質です

コンニチハ、SA-CD SHM仕様の宣伝文句です。

「音が見える!躍動する!世界が初めて耳にする、別次元のクオリティ。」

今日はサッカーではなく不人気な音質の話です。
以前から何回か話題に出していたSHM-SACDの第一弾がリリースされました。

SACD 〜SHM仕様〜 オフィシャルサイト

SHM-CDは詐欺だと主張し、こんなもんをリリースしてないでSACDやDVD-Audioに力を入れろ!と主張していた者としては、買うのが筋だろうということでVelvet Underground & NicoのSHM-SACDを買いました。

従来のVelvet Underground & Nicoの音楽CD盤と聞き比べてみましたが、今回のSACDの宣伝文句は本当だと思いました。


ジャケットとかディスクとか写真に撮ったんですが自宅に忘れてしまいました・・・

誤解されたくないので繰り返し書きますが、私はクラシックはともかくロック界隈では死滅しそうになっていたSACDが再びリリースされ始めることに注目しているのであって、SHM仕様には興味はありません。
SHM-CDは詐欺だと思っているような人間です。

Velvet Underground & Nicoの今回のSACDと従来の音楽CDを聞き比べると、相当鈍い人じゃない限り違いは直ぐにわかると思います。

SACDはアナログレコード特有の温かみを再現できると評価していた人もいますけど、その理由がよく分かった気がします。

CDは今回のSACDと比べて全体的にアタック感が強くてうるさいだけ、そして低音が弱いという、他の作品でCDとレコードを聞き比べたときの感想と似ています。
Velvet Underground & Nicoのアナログレコードは聞いたことがありませんけど。

CDよりも今回のSHM-SACD盤のVelvet Underground & Nicoの方がまろやかな音ですし低音がしっかりしています。

音の輪郭もSACDの方がハッキリしています。
I’m Waiting for the Manなんて、SACDを聞いた後に従来のCDを聞くと、CDの方は「音がダンゴ状態」なのが良くわかります。
SACD盤は今まで聞こえなかった音にも気づきそうな勢いです。

古い時代にレコーディングされたアナログテープには本当に色んな音が入っているなあと感心してしまいます。
SACDはCD登場以前の古いアルバムに向いているような気がします。
以前昔の作品から「当時の音」が失われる瞬間というのを書きましたが、CD化された際に失われた音をSACDは再現可能なのでしょうか?

CD以上にマスターテープを忠実に再現できるのでしょうね。

ライナーノーツは大鷹俊一さんが書き下ろしたものです。
聞く前に読み、大鷲さんにはこういうハイプをやって欲しくなかったなあと思ってしまったんですがw、実際に聞いてみるとかなり的を射ていると思います。

ルー・リードがこれを聞いたら本当にビックリするかもしれませんw

「音が見える!躍動する!世界が初めて耳にする、別次元のクオリティ。」というのはVelvet Underground & Nicoで従来のCDと聞き比べた限りでは本当です。
Velvet Underground & NicoのSACD化は今回が初ですしw

こうなると、Velvet Underground & Nicoのアナログレコードを買って聞き比べてみたくなってきました。

私はエンジニアじゃないんで技術的に詳しくないので、最新技術でCD用にリマスターしたら、今回のSACD盤のような音にできるのかはわかりません。

まあVelvet Underground & NicoのSHM-SACDは、従来のCDのVelvet Underground & Nicoよりもはるかに良い音するよ!ってことで。

この際、「Velvet Underground & NicoのSACDを聞くと、既存のVelvet Underground & NicoのCDを叩き壊したくなる。」と断言してしまいましょうw

ユニヴァーサルは良い仕事をしたと思います。

この記事の続編は、続:Velvet Underground & NicoのSACD(CDでも再現可能?という疑問)で。

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