Kornを思い出してみる

コンニチハ、Kornのジョナサンです。

80年代のロッケンローラーのように、オッパイとケツと酒三昧のロックンロール・ライフはありえないにしても(笑)、楽しいシーンを復活させたくて…
90年代にニルヴァーナとかが登場してからそういう部分が消えてしまっただろ?
俺にとって90年代の音楽は凄くつまらなかった。

サマソニでソニックステージに引き篭もるようになったのはいつからだろう?と思う今日この頃です。

サマソニは本当に一体どこに向かっているんでしょうねえ?
今年は完全にフジロックの方が魅力的なラインナップを揃えています。
まあ苦しい諸事情や好みの問題もあると思いますけど。

フジロックにいけるほどのカネや休みはありませんし、サマソニはダメ。
そういえばLoud Parkには行ったことがないなあと思い、出演者を眺めていたんですが、Kornが出るんですね・・・


今のキッズたちがKornをどう思っているのかは知る由もありませんが、私は98年にリリースされた3rdアルバムFollow The Leader時の来日公演を見て失望した口なんで。

何に失望したかというと、絶望的な歌を楽しそうに演奏して観客を楽しませることを重視しているロックスターみたいな感じにでしょうか。

このブログはNINファンが多いようなのでそれに例えると、トレント・レズナーが大半の曲を笑顔で観客に愛想を振り舞いながら歌ってるライヴって感じ。
ちょっと言い過ぎかなw

最近のトレントは、ライヴ中に1度ほど観客に手拍子を求めるシーンも見られましたけど、あれの数倍以上愛想が良いのを想像するとか、怒りを取っ払ったTerrible Lieを演奏しているシーンとか想像すれば理解できますでしょうか?

Kornの場合、革新的な音楽性とステージ上でとち狂いながら歌うのが評判となって売れてきた印象があります。

まあ、いつもステージでのた打ち回りながら歌え!と言いたいわけではないですが、あそこまでエンターテインメントに走ってしまいますと、本気で歌ってないとかニセモノっぽいとか、ネガティブなこと思ってしまいます。

こんなの見せられちゃあ二度とこのバンドにリアリティなんて感じられませんよ・・・

この頃のKornは「LAメタルの再来」みたいなことをやり始めた時期でした。
冒頭に書いたように「楽しいシーンを復活」させたかったんじゃないでしょうか。
当然のことながら賛否両論ありました。

Follow The Leaderの約1年後という短い間隔で次のアルバムIssuesをリリースしました。
原点回帰的でダークだといわれた記憶がありますが、楽しそうになり過ぎたFollow The Leaderが批判されたから、直ぐにこういうのをリリースして、従来のファンからの批判を鎮静化させようと思ったんじゃないの?と疑われてもしょうがないと思います。

ただ作品そのものは結構良いので聞き続けていましたが、しだいに興味を失い、Take a Look in the Mirror以降は全く聞いていません。

だから私にとってKornは、アルバムだけ聞いていれば良いかなって感じです。
ライヴはウンザリ。
最近はそのアルバムすらチェックしていません。

昔、Kornはオルタナなのか?と聞かれた記憶がありますが、どっちでもいいんじゃないですか?

音楽性は革新的でしたけど、Follow The Leader以降のロックスター然とした商業主義が濃厚な活動を考慮すると難しいところです。

オルタナティヴを呼ばれたバンドから影響を受けたり、スネアの音が乾いているからといってオルタナティヴだとは言えないですし。

細かいことなんでご自分でご判断ください。

最近は1st2ndすらあまり聞いていなかったけど、たまには聞いてみようかな。
Take a Look in the Mirror以降はどうなんでしょうかねえ?

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