続・ダイヴやモッシュ、クラウドサーフについて

コンニチハ、They Might Be Giantsのジョン・リンネルです。

(94年のライヴで演奏を途中でやめ「本当にクールなモッシュピットは、会場の外のモッシュピットだ。」と発言したことについて)
どんな音楽だろうが、どんなバンドだろうがどうでもいいんだよ。
みんな何ででもモッシュする。
コンサートでの強制的なルールみたいだよね。(John Linnell, They Might Be Giantsから引用)

Pearl Jam関連の写真を自宅に忘れてきたので今回は違う話題です。
たまには真面目な大人の説教っぽいことを書きましょう。

英語で言うところのMoshing、Stage Diving、Crowd Surfingについてです。
ハードコア、アンダーグラウンド界の危険な遊びで、ステージダイヴが発生したライヴに警察が乗り込んできて中止にさせる時代は大昔の話。
今や「コンサートの強制的なルールみたい」に木村カ●ラやP●rf●meでも見かけるようになってしまったようです。


以前の記事はこちら。
ダイブやモッシュの賛否
ダイブとモッシュの歴史研究
ダイヴやモッシュでの死者の例など

日本語のWikiは情報が乏しいので英語のWiki
MoshingのWiki
Stage divingのWiki
Crowd SurfingのWiki

少し前のニュースですが、イギー・ポップがステージ・ダイヴから引退するそうです。
IGGY POPがステージ・ダイヴからの引退を表明

あの歳までやっているのが凄いですね。
以前にも書きましたけど、上から降ってきたり乗っかってくる人を支える義務があるのか?ということです。
ミュージシャン本人ですら受け止めてもらえず避けられることもあるわけです。
こういうのは他力本願ですね。

ちなみに去年はJesus Lizardのデヴィッド・ヨウもクラウドサーフ中に床に転落して大怪我を負っています。
Jesus Lizard singer David Yow hurt at show, but will play tonight

更に説教っぽく、BBCというお堅いサイトの記事を貼ります。
The dangers of crowd surfing
この記事で紹介されている女性は、グラストンベリー・フェスで上から振ってきた人の足が頭に当たって救護室行きになったそうです。

こちらも堅そうなニュースサイト。
Fan injured by crowd surfer at concert
Foo Fightersのライヴで、クラウドサーファーに潰された23歳の男性が病院行きになったそうです。

モッシュについてはもう説教臭いリンクは貼りませんが、肘が鼻に当たって折れたっていうのが多いです。
中には整形手術しないとダメなほど。
目や歯に肘が当たったっていうのも多いです。

後はネオナチに殴られたとかw
海外ではグーでの殴り合いも多いようです。

結局何を言いたいのかというと、それは以前と変わりません。
ダイヴやモッシュは痛いから嫌いです。
でも規制だらけのライヴもおかしいと思います。
だから難しいところだと思いますし、頑固な反対派ではないです。

でも、色んなページを検索して見ていると勘違いしている人が多い気がします。
だからお堅いことを書きたくなってしまいます。

「ライヴはダイヴとモッシュの場」とか「フェスでは暗黙の了承」とかね。
無意識にでも「みんなやっているから」って人が多いのでしょうか。
パンク精神とはかけ離れていますよね・・・

沸き起こるエネルギーを押さえきれずに衝動的にやるのではなく、お約束のようにやっているって感じがします。

まあダイヴやクラウドサーフは他力本願なので下の人が支えてくれずに床に落ちるリスクを覚悟の上でやりましょう。
モッシュも人の命を奪うことに加担する可能性があるということを理解してやりましょう。

サマソニ2010に出演するSmashing Pumpkinsは、以前書いたように1996年と2007年にライヴで死者を出していて、アンチ・モッシングを宣言したこともありました。
それでもやる人はいるんですかねえ。

まあダイブやモッシュやクラウドサーフの賛否は本当に難しいです。

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