昔から日本でオルタナが売れないのはなぜだろう?

コンニチハ、Megadethでギターを弾いていたマーティ・フリードマンです。
「90年代、アメリカではオルタナティヴが売れたが、日本ではヒットしなかった。
なんでかって言ったらイケメンがいないとダメですね、日本では。
とにかくバンドメンバーで一人ぐらいイケメンじゃないとダメですね。」(「みんなロックで大人になった」からの引用)

雑誌について文句を言うことがありますが、なんだかんだ言っても毎月チェックしてしまいます。
白黒ページには面白い記事も多いですし。
ロッキング・オンの2010年2月号では、Battlesのタイヨンダイのインタビューと共にUSインディが栄えた理由などを分析していた記事がありました。


理由は、一言でいってしまえばインターネットでしょうね。

タイヨンダイは「抽象的な音楽が聞かれるようになった。」という意味合いの発言をしていたと思います。
「抽象的な音楽」って何だ?って思うでしょうが、まあ挙げられているバンドから察するに、最も適切な音楽用語はエクスペリメンタルでしょうか。

Grizzly Bearのアルバムはトップ10入りし、Animal Collectiveは13位、Sonic Youthも自己最高位を記録するなど、特に最近はそういう印象を受けます。

まあ、そういうバンドを聞くような熱心な音楽ファン以外は音楽を購入しなくなったということも、上位にランクインする理由の一つとしてあると思います。

ともあれ、「抽象的な音楽」がウケているのは間違いないと思いますが、日本にいると全く実感がありませんw

Battlesは人気があると思います。
Animal Collectiveが現在来日したらチケットは売り切れると思います。

でもなあ・・・
日本は昔から「普通じゃない音楽」とか「難解な音楽」は売れないからなあ。
サマソニのGrizzly Bearは、最前列付近で見ましたがスカスカだったしなあ。

90年代のオルタナティヴも、一部のスーパーバンドを除いてあんまり売れませんでした。

冒頭のマーティ・フリードマンですが、80年代や90年代はともかく、今の時代に彼の分析は当てはまるのかなあ?
まあ確かにMGMTに発情している某雑誌の某女性スタッフのことや、その他ブログなどのネットに掲載されているMGMTに関する文章を読むと、マーティの言う通りかもしれないと思ってしまいますけどねw

最近行ったCat Powerに人が集まったのも、ルックスの良さが原因かもしれませんしw

エクスペリメンタルじゃなくても、USインディバンドはエ●やポ●プパ●ク以外はあんまり日本で売れません。
本国の人気と差があり過ぎです。

The Shinsの来日公演は酷かった。
クアトロという狭い会場に関わらずスカスカ・・・
このバンドは全米2位を記録したバンドなんですけどねえ・・・

Vampire Weekendのサマソニも人の入りは寂しかったけど、今回のアルバムは売れているようだからそんなことにはならないと思いますけど・・・

だから、エクスペリメンタルじゃないローファイなインディポップもw、本国やヨーロッパと比べて人気が劣っているわけです。
だからエクスペリメンタルがウケていると言われても日本では実感が沸かないというか。Last.fmを見るとDirty Projectorsのライヴに行く人は50人近くいるようですがどうですかねえ。

近年は日本では保守的で退屈なUKバンドばかりが売れているって感じですしね。
UKの中でもThese New Puritanのように変なことしているバンドもいますが、多分売れないだろうなw

まあ、元々売れそうにない音楽ですし、売れたら売れたで文句を言いたくなるでしょうしw

何を言いたいのか自分でも分からなくなってきたので、マーティ・フリードマンの分析は的外れそうで意外と的を射てるかもしれないということで終了。
でも、本当になんで売れないんでしょうかねえ・・・

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