Pearl JamのBackspacerの感想

今日もネガティヴなことを書こうw

先日リリースされたPearl JamのBackspacerは俺にとって微妙なアルバムでした。
バンドが辿ってきた経緯を考えると、プレッシャーから開放されてこういうサウンドになったのは素晴らしいことだと思います。
ですがこういうサウンドが好きかどうかは別問題。


なんだか普通のありきたりなロックになってしまった気がします。
シンプルだった前作よりも更にシンプルになったというメディアの記事や、「プレッシャーから開放された。」というインタビューから在り来たりのロックになってしまうのではないかと不安があったのですが的中してしまいました。

没個性とまでは言えませんけど、Pearl Jamらしさが感じられないといいましょうか。
古いロックの焼き直しと批判されてきましたが、アルバムを聞けばPearl Jamらしさを毎回感じられたんですけどねえ。
残念ながらBackspacerにはそれを感じられませんでした。

The Fixerなんかは普通すぎて聞いていて少し厳しいです。
確かにアッパーでノレますけど緊張感がなくてヤワになったというか・・・

シンプルな路線のPearl Jamは俺にとって前作がボーダーラインかなあ。
前作は緊張感とか反逆心を感じられたんですが。
Backspacerとの差は「眉間に皺を寄せているか否か」と言われれば否定できません。
だから俺は保守的だと思われてもしょうがないw

でもやっぱりロックには反逆的なものを求めてしまいますし、今回はリラックスし過ぎて生ぬるいかなあ。
Just BreatheとかUnthought Knownとかは良い曲だと思うんですけどねえ。
あまり頻繁に再生するアルバムにはなりそうにないです。

2000年代のPearl Jamだったら反ブッシュ時代のRiot Actが一番好きです。
まあブッシュ政権が終わった今、こういうアルバムになるのは必然的だったのかもしれませんね。

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