Pearl Jamの新作と彼らが歩んできた道とか

コンニチハ、Pearl Jamのエディ・ヴェダーです。
「No Codeが売れていないって?
喜ばしいことじゃないか。
これでようやく俺たちは普通に戻れるってことだ。」

今日はPearl Jamについてです。
ニューアルバムのBackspacerのリリースが近いです。


以前、Pearl Jamも採用?「スーパーや量販店でアルバム独占販売」とは?というのを書きましたが、Target限定盤はリリースされないんですかねえ?

TargetのBackspacerのページを見ても、Target独自の仕様というのが良くわかりません。

取り敢えず日本盤の限定盤を買おうと思っています。
amazonでは英語でSHM-CDだと書いてありますが、ユニバーサルのPearl Jamの日本のオフィシャルサイトでは輸入盤使用と書いてありますからSHM-CDというのはウソです。
あー、だから厳密に言えば日本盤ではなく直輸入盤ですねw

ジャケットは以前心配していたToolのLateralusを単純にしたようなのはThe Fixerというシングルのジャケットにしたようです。
まあアルバムのジャケットにもその絵が残っていますが。

ジャーナリストのレビューを読むと、「ストレート」とか「キャッチー」とか「楽天的」という言葉が良く出てきます。
前作よりもストレートってことは本当に単純な構成なんでしょうか。
正直言って不安も大きいんですがw、まあ楽しみにしております。

最近のPearl Jamのインタビューでは、ついつい昔話に興味をそそられてしまいます。

前作のインタビューですと
(2006年に)これまでを振り返ってみると、ソングライターとして一番ハードだったのは3、4枚目の頃でね。他人の期待にがんじがらめに拘束されて自由を奪われてしまったかのように感じたんだ。
まさか自分の言葉があれほど大勢の人々の耳に届くとは思ってもみなかったわけで、突如プレッシャーを感じ始めた。

今作のロッキングオンのインタビューだと
セカンドアルバムの頃からキャッチーなメロディやサビが生まれても即座に「ダメだ。キャッチーすぎる!」ってボツにしてきた。

あとはTenの頃は~とかね。

Pearl Jamがどういう道を歩んできたのか知っている人なら理解できると思います。
Tenの急激な成功により混乱していき、カート・コバーンを筆頭に「グランジ産業バンド」と非難される始末。
反商業的なスタイルが主流になり、その代表的なバンドと評価される中、キャッチーな曲をリリースしたら商業バンドという非難が止むどころか増してしまうのは目に見えていたでしょう。

それでVitalogyやNo Codeに進んだのだと思いますが、大衆が望んでいたのは「オルタナティヴ」ではなく「グランジ」だったというのは皮肉な話。
ですが冒頭のエディの発言のように「売れなくなって良かった。」という思いもあったようですw

おまえらの試験を受ける気はないからね
押されたって拒否するさ
こういう態度が奇異だとは思わないな・・・
おまえらの望むものにはなれない

これはVitalogyに収録されているCorduroyという曲の歌詞です。
エディによると1対100万人の人間関係を歌ったものだそうです。
ジェネレーションX世代の代弁者という地位を完全に放棄しています。
ですが、このように歌ったところで「大衆の目」を頭の中から完全に払拭するのは不可能だったようです。
何をするにも大衆の視線を感じてしまう。

でも、もう10年以上も前の話ですからねえ。
今のPearl Jamはこういう問題に対処できるようになり肩の力が抜けた感じがします。
昔は封印していたキャッチーなメロディを歌えるほどにね。

ジャーナリストのレビューはこういう経緯を理解していないとチンプンカンプンかもしれませんw

経緯だけ振り返ってみると格好良いけど、俺としてはキャッチーな新作Backspacerについては不安と期待が交じり合っています。
どうなんですかねえ。

それにしてもPearl Jamは本当に来日してくれませんねえ。
2000年代前半のRiot Actのツアーの日本公演が最後です。
その後は夏フェスに逆オファーをしたこともあったようですが・・・

Riot Actの武道館公演は忘れられません。
ガラガラの武道館とw、派手な演出のない音楽だけで勝負という地味で熱いスタイルはね。
Backspacerのツアーでは来日してくれると良いですね。

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