Pixiesのloud QUIET loud(ラウド・クァイエット・ラウド)とボックスセット

コンニチハ、Pixiesでドラムを叩いているデヴィッド・ラヴァリングです。
「Pixies解散後、定期的に入ってきた印税がインターネットの違法ダウンロードの影響で少なくなってしまいました。」

今日はPixiesの映像作品についてです。
再結成ツアーのドキュメンタリー、ラウド・クァイエット・ラウドです。
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少し古いニュースですが、PIXIESの再結成までを描いたドキュメンタリー映画「loud QUIET loud」が、DVDで5月9日に発売

以下ネタバレあり。


loud QUIET loudというのは直訳すると「大音量 静か 大音量」です。
カート・コバーンがパクッたと公言したPixiesの強弱法のことです。
この場合は大音量を小文字、静かを大文字という、言葉の意味を考えると逆の表記になっています。
まあ映像の内容とはあんまり関係ないですが。

このドキュメンタリーの発売直後の雑誌のレビューでは「エグい内容」だとか「再結成などしない方がいいんじゃないかと思ってしまう。」とかいうものだった記憶があります。
だから、ブラック・フランシスとキム・ディールの壮絶な対立が映像に収められているのかと思いましたw

ですが、実際に見てみるとあまりエグい内容だとは思えませんでした。
2人の喧嘩もないですし。

まあ、このツアーにはキムの要望で、キムの双子の姉妹のケリー・ディールが同行していたんですが、「あなたたち4人は絶望的なほどコミュニケーション不足。あまりにも会話が少ないから心配だ。」みたいな発言をしています。
この辺りが4人の緊張した関係を物語っているのでしょうか?

中には平和に談笑しているシーンもあるんですが・・・

後はツアーという過酷な仕事中に起きる出来事が印象的です。
1年以上もアルコールとドラッグを絶っていたキムが、それを続けられるか不安になったり。

ジョーイ・サンティアゴはインターネットのテレビ電話で家族と連絡を取ったり。

デヴィッドはツアー中に父親が死亡、それを機に酒を飲むようになり精神安定剤を服用するようになったり。
これが最も緊張感のあった出来事でした。

Something Against Youだったかな?
デヴィッドは遂に暴走してしまいます。
延々とドラムを叩き続け曲が終わりません。
フランシスは「話し合おう」と一言を発しバックステージに引っ込んでしまいました・・・

エグい内容といえばそうなんですが。
でも、楽しそうにしているシーンも多いです。
結構面白い映像作品でした。

このDVDはレンタル可能ですから購入しなくても見ることができるので興味のある方はどうぞ。
ただし、ドキュメンタリーですからライヴ映像にはあまり期待しない方が良いと思います。

ライヴ映像だったら「セル・アウト ~リユニオン・ツアー 2004」の方が良いです。
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Pixiesといえば、ボックスセットのオーダーがそろそろ始まるんですよねえ。

USオルタナ・バンド、PIXIESが『Minotaur』と題されたコレクター・ボックスを発売

ブルーレイとアナログの重量盤には魅かれるんですが、450ドルは高いなあ・・・

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