王様気取りのロックスター

コンニチハ、Flaming Lipsのウェイン・コインです。
「Arcade Fireの音楽は好きですが、尊大な態度にはウンザリしています。
彼らはスタッフや観客をゴミのように扱っています。
いったい何様のつもりでしょうか?
世間がArcade Fireを最高の存在のように扱うから、あいつらも天狗になってしまうのです。」

今日は微妙に昨日の話題とつながっています。
王様気取りのロックスターです。

大金を稼げるほど人気が出ると周りの人間がチヤホヤするようですね。
それで傲慢なロックスターになってしまうのでしょうか。

芥川龍之介の小説に「人間は権力を持つと、それを振りかざしたくなる。」とあった記憶がありますが、そういう心理なんですかねえ?


冒頭のウェインの発言はVibeニュースを読んで下さい。
The Flaming Lips アーケード・ファイアを猛攻撃!
この話には続きがあります。
フレーミング・リップス、アーケイド・ファイアに謝罪

Arcade Fireは成功の罠に落ちて尊大なスターになってしまったわけじゃないようです。
Loudの編集局長がウエインが謝って(誤って?)終了でお書きになったように、ウェインが「大人の関係」のために前言撤回したのか、そもそもウェインの発言はローリング・ストーン誌の十八番である発言捻じ曲げ報道だったかのどちらかでしょう。

本題に戻りますが、真っ先に思い浮かぶ王様ロックスターといえばアクセル・ローズ。
日本のバンドだと「バツ日本」のリーダー。
彼らの行動は有名なんで書きませんが、ここまでエゴが爆発すると凄いですね・・・

後はOasisとかMarilyn MansonとかMetallicaとかね。
Limp Bizkitのフレッド・ダーストなんてAt The Drive-inに「インタビューに応じている間、ずっと女がフレッドの股間に手を入れていた。」と暴露されていたりw
某ジャーナリストには売れたら取材時の態度がデカくなったと暴露されていたりw

やっぱり売れることを目標にしている人はロックスター志向が大きいと思います。
逆にオルタナティヴ界隈では少ないですね。
元々がアンチロックスターを掲げていたわけですから。

Rage Against The Machineの楽屋にはグルーピーなんかいないそうですし、前座バンドにも親切だそうです。
Nine Inch NailsなんてHurtでロックスターの虚しさを歌っていますしね。

バックステージにグルーピーがうろついていそうなのはレッチリぐらいですかねえ。

まあ昔だったら傲慢なロックスターでも認められていたんでしょうね。
昔の偉大なバンドの多くには王様ロックスター伝説が残っています。

David Bowieなんて、ジョニー・ロットンを楽屋から摘み出した過去があるクセに、後に息子がジョンのファンだからといってジョンに会いに息子と一緒に楽屋に訪ねてきたそうです。
PILのライヴ開始3分前という無礼極まりないタイミングにw
「俺の方が偉いんだ!」という敬意の欠片もないボウイの態度に、ジョンは自伝で「尊大なヤツ」と切り捨てています。

Nirvana以降は王様ロックスターは否定されるようになったんでしょうかねえ。

俺はオルタナティヴ寄りだから、こういう王様気取りのロックスターには閉口してしまいます。
まあ、音楽とは関係ないという意見もあると思いますが、こういう姿勢も音楽に反映されると思いますよ。

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