2009年に日本国内盤の存在意義を考える(その1:小さなレコード屋を保護)

Fleet FoxesはMP3を聞いて気に入っていたのですが、輸入盤しか出ていないので現物CD購入を見送っていました。
最近やっと国内盤がリリースされたようですね。
今まで買わなくて良かったなあw

普通は輸入盤を買わせないように日本国内盤を先行発売するもんなんですが、最近は全く逆の展開が多い気がする。
まあ海外インディレーベルの日本盤は、日本のインディレーベルがリリースされるようになったから、権利関係の都合でしょうか?
でも、クリス・コーネルはメジャーレーベルですけど・・・

今日は日本盤の存在意義について、大昔に書いた気がしますけど。


俺はレコード会社の人間でもなければ、レコード屋で働いたこともないので内容が間違っているかもしれないと最初に書いておきます。

そもそも日本盤っていうのは、輸入盤を取り扱っていないような街の小さなレコード屋にも流通させるために存在していたと聞いたことがあります。

小さなレコード屋が輸入盤を扱えないのはなぜか?
輸入盤はリスクが高い商品だからです。
日本盤は売れ残ったら返品できるらしいですが、輸入盤は返品不可能。
売れ残ったら店が100%損を被るようです。

だから輸入盤は安い代わりにリスクが高く在庫調整が難しいので、小さなレコード屋はあまり扱わないのでしょう。

日本盤の価格が高い理由はここら辺にあるそうです。
ある意味、「みんなでリスクを負いましょう」という社会主義的な発想ですね。

見つけるのが大変だったんですけどw、5年ぐらい前に田舎のCD屋は潰れまくった&ネットで音楽買うなら・・・というのを書きました。
最近は小さなレコード屋の多くは消えています。
何で潰れたかっていうのは音楽不況とか違法ダウンロードというのが大きいのでしょう。
ですから2009年現在、「小さなレコード屋にも流通させるため」という日本盤の最大の存在意義が薄れつつあると思います。
小さなレコード屋が無くなりつつあるわけですから。

輸入盤を扱っていないレコード屋で思い浮かぶのはTSUTAYAとかWondergooあたりでしょうか。

最近の10代の若者はどこでCDを買っているのかはわかりませんが、俺はネットばかり。
ネットで買うとなれば品揃えが強くて送料も無料になる大手で購入することが多くなります。
やっぱり大手は強いですよ・・・

だから小さなレコード屋にも流通させるという必要性をあまり感じません。

ウチのサイトはアフィリエイトにしていますが、ハッキリ言ってウチのサイトを経由してCDを購入する人はまずいませんw
アフィリエイトでCD売ったって儲かりませんよ・・・

でも買って下さるありがたい方はほんの何人かは存在します。
購入したものを見ると大半は輸入盤を選択しているようです。
まあ日本盤より輸入盤を目立たせているのもあるでしょうが。

恐らくネット上では日本盤より輸入盤の方が売れていると思います。
まあ安いですからね。
俺は国内盤派ですけど。

話が逸れ気味なのでまとめますが、日本盤の最大の存在意義である「小さなレコード屋にも流通させるため」というのは崩れつつあると思います。

でも、まだ国内盤の存在意義はあります。
それはボーナストラック、歌詞の対訳、ライナーノーツになるのでしょう。
帯が日本盤の存在意義に入るのかは難しいところですがw

この辺の戯言は次回に。

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