80年代のCock Rock(男根ロック)

昨日のライオットガールに続いて、今日は全く正反対の思想を持つ80年代メタルの話です。

ロックには男尊女卑的思想があって、80年代メタルにはそれが顕著だったようですが、メタルがオルタナから馬鹿にされる理由の一つでした。

Cock Rock(コック・ロック)という言葉はあまり聞いたことがないでしょうか?
Cockとは俗語で男の性器のことです。
つまり男根ロックです。


まあ取り合えず当時のプロモーションビデオを見れば理解できると思います。

これは極端な例ですが、Motley CrueのGirls, Girls, Girlsという曲です。
「女、女、女」というタイトルからして分かりやすいですねw

まさに女性を性欲解消の道具としか考えていないようなノリです。
現実離れしたロックスターによる派手なパーティーライフ、美女と豪遊。

優等生っぽいBon Joviですら、美女と豪遊を連想させる写真が残っています。

80年代のメインストリームってこういうノリだったんですかねえ・・・
こういうのに共感できない連中がインディ、アンダーグラウンドに潜っていたわけですが。

今の日本を連想すれば分かりやすいと思いますが、こういう音楽が不景気で荒れた社会を表現しているのか?と言われれば否定せざるを得ないわけで。

ロックスターによる男根ロックに反発でKill Rock StarsやBikini Killが誕生し、ライオットガールに繋がっていったのかもしれませんね。

80年代についてはウチのサイトにも書いていますが、実際のところ文章よりもYouTubeでPVを見て回った方が当時の雰囲気を理解できるかもしれません。
PoisonとかWarrantとか。

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