Rape Meを巡ってNirvanaとMTVが対立

今日は久々にNirvanaの話題です。
ブログは再びネタ切れになりつつありますし・・・

昨日はDead Kennedys / MTV-Get Off The Air(MTVは放送をやめろ!)というのを書きましたが、NirvanaとMTVとのゴタゴタを紹介します。
ウチのサイトとしてはデッケネの曲よりもNirvanaの方が説得力があるでしょうしね。
まあ、結構有名な話なんで知っている人も多いと思いますけど。

確かHeavier Than Heavenという本に書かれていたと思いますが、今現在手元にないので確かめようがなく、俺の記憶が多少間違っているかもしれないと冒頭に宣言しておきますw


Nirvanaが92年のMTV Awardの授賞式に出演したときだったかなあ。
バンドはRape Meを演奏したかったんですが、曲の内容を知ったMTVはこれを拒否。

つまり、大衆向けメディアっていうのは保守的で、Rape Meのような物騒で危険な曲は流したくないわけですよ・・・
荒波立てずに平和にやっていきたいのでしょう。

ロックが反逆性を失う原因の一つですよね。
放送されるのは無害な擬似ロックばかり。

指示に従いそうにないNirvanaに対してMTVは、「今後お前たちのプロモーションビデオを放送しないぞ!」と脅しました。
「MTVでPVが放送されないと売れない」というシステムを意識した上での脅迫ですが、今をときめくNirvanaに出演してもらわなければ困るということもあったのでしょう。

Nirvanaは「それでもかまわない。」と返答しました。
するとMTVは「お前らの仲間のバンドのプロモーションビデオも一切放送しないぞ!」と脅しました。

さすがのNirvanaも、この脅迫には従わざるをえなかったようです。
商業的な風潮や権力には勝てないと文句を言いながらも、妥協してLithiumを演奏することになりました。

でも生放送?のステージでは嫌みったらしくRape Meのフレーズを織り交ぜていたのだとか。

そのときの映像を貼り付けましょう。
会社でPCから音を出すわけにはいかないんで確かめられないですが多分これでしょう。
間違っていたら教えて下さい。

去年リリースされたMTV Unplugged In New YorkのDVDで、「MTVはRape Meを絶対許さない」と発言していたと思いますけど、こういう経緯があるからです。

このエピソードは、MTVがNirvana特集を組んだとしても絶対に表に出すことはないでしょうw
不都合な真実ってヤツですからねぇ。

まあ、「だったら最初からMTVなんかに出演するなよ!」と突っ込みたくなる方もいるでしょう。
もっと言えば「メジャーをやめてインディで活動すればいいじゃん!」とか。

「売れたいけど売れたくない」みたいなね。

興味のある人はウチのサイトのアンチ商業主義を読んで色々考えてみて下さい。

今日もMTV-Get Off The Airってことで終了します。

コメント

  1. サース より:

    MTVは酷いですね・・・
    放送されるのは無害な擬似ロック その通りですね~MTVがうつすのは骨のないものばかり・・・ロックが反逆性を失ったら意味がなくなるのに・・・
    早く心の底からエキサイトさせてくれる反逆ロックバンドも出でほしいものです!

  2. Hyottoko より:

    この記事を書いてから、俺の記憶が本当にあっているのか不安になってきました。
    多分こんな感じのエピソードだったと思うのですが・・・

    MTVは見れませんが、物騒なビデオは一般的な家庭のお茶の間には相応しくないんでしょうね。
    Smells Like Teen SpiritsのPVも当初は深夜以外は放送できないとスタッフに言われていたと読んだ記憶があります。

    Rage Against The Machineのビデオはどうだったんですかねえ。

タイトルとURLをコピーしました