ProdigyのThe Fat Of The Landは90年代屈指のパンクアルバム

今日はサマソニでは残念だったProdigyについてです。

所謂「ニュー・レイヴ」と呼ばれるバンドを幾つか聞きました。
でもレイヴの元祖?なProdigyをはじめて聞いたときのインパクトは無かったですねえ。

まあLate Of The Pierは結構面白かったですけど。
かなり多種多様な音楽を取り入れている感じでした。
中には、ヨーロッパの抒情派メタルを連想させる曲もw
奥が深そうだと以前書いたけど、よく聞くとキャッチーでした。
俺が直ぐ飽きるかどうかは神のみぞ知る。

ProdigyのThe Fat Of The Landなんですが、今でこそ珍しくも何ともない音楽性ですが当時はジャンルをぶっ壊したアルバムだと言われていました。
俺もその衝撃をモロに受けました。


はじめて聞いたのはいつだったか良く覚えていません。
確かフジロックに出演したときは既に知っていたから98年か99年頃かなあ。

このアルバムは恐ろしいことに、メタル野郎が抜けきらずロック以外の音楽を毛嫌いしていた俺のような人間をもブッ飛ばしました。
テクノやハウスなどのダンスミュージックを毛嫌いしていた人々も、The Fat Of The Landは好き!っていう人が多いと思います。。

ダンスミュージックでもありヘヴィで衝動的、ロック的なアプローチを感じさせる音楽性は、今となっては珍しくありませんが当時は画期的でした。
デジタル・ロックという言葉なんて懐かしいですねえ。

「ルール無用の音楽制作」というパンク精神がなければこんな音楽は作れないでしょう。
だから、The Fat Of The Landは90年代屈指のパンク・アルバムだと思っています。
オルタナティヴと言っても良いでしょう。

実際のところ、彼らはパンクファンでもあるようです。
キースのファッションを見れば分かりますよね。
でもリアム・ハウレットも、「90年代で最も優れたロックアルバムはNirvanaのNevermind、でもSex Pistolsの勝手にしやがれ!を超えるアルバムはいまだに出てきていない。」と語ったことがあるように、パンクからの影響が大きいと思われます。

The Fat Of The Landは別の意味でも話題になりました。
ってゆうかSmack My Bitch Up。

ビデオはyoutube辺りで見て欲しいですが、内容が過激すぎると問題になったようです。
リアムのインタビューによると、本当はもっと過激なビデオだったようですがw

そして、「あばずれ女をビンタしてやる」という歌詞が女性差別的だと問題になりました。
Beastie Boysが非難していたと思います。
リアムが言うには、オールドスクールで「問題にカタをつける」という意味で使用されていたらしいんですが、苦しい弁明にも思えますw
まあ、俺はヒップホップに詳しくないんで本当のところは分かりませんが。

そろそろまとめますけど、90年代の音楽を通過してきた俺にとっては、やはり00年代はインパクト不足!という毎度お馴染みの結論に達してしまうと。

最近のロックとダンスミュージックを融合させているバンドはProdigyのカバーを披露しているようですが、Prodigyのフォロワーだとは思いません。
でも、ジャンルをぶっ壊したというインパクトは弱いですねえ。
どこかで聞いたことがある音っていうのがね・・・
Prodigyはこんな音楽聞いたことが無い!って感じでしたが・・・

最近のバンドが劣っているのか?
それとも俺が歳を取ったのか?
このブログを読んで下さっている方には毎度お馴染みの結論に至るということで。

コメント

  1. りさぶ~ より:

    私、Breathe っていう曲でぶっ飛んだ覚えがある!
    この曲以来、ずーーっとPの大ファンだもん。w
    あ、この曲絶対Pのだ!って判っちゃう事が多いけど、まぁフツーに大好きだなぁ!

    あぁ~誰か私をすっごい音楽でぶっとばしてくれないかなぁ!w

  2. Hyottoko より:

    Breatheはギターの音なんて聞こえないのに、そこら辺のバンドよりもヘヴィだよね。

    俺はMindfielsが最近お気に入り。

    最近のダンスロック系も悪くはないんだけど、Prodigyを体験した後だと新鮮味に欠けるね。

タイトルとURLをコピーしました