08年に07年のサマソニを振り返る

過去のサマソニを振り返るのも今回が最後です。
今日はサマソニ07です。
振り返るといっても去年のことですけど。

Summer Sonic07オフィシャルサイト


07年のステージマップと、06年のステージマップを比べてみると一目瞭然。
サマソニ07はメッセ内にステージを詰め込んでいますw
チケットは売り切れていたけど、今年ほど人口密度の高さを不快に思わなかったですねえ。
不人気なバンドばかり見ていたんでw
マリンスタジアムにはマニックスを見に行っただけなんで、去年のことながら周囲の様子がどうだったかほとんど記憶にありません。

Summer Sonic07といえば、東京1日目のマリンステージの出演者ですよ・・・
俺は東京2日目しか行っていませんけど。

ロッキングオン編集長の粉川編集長は、「今年(07年)のサマソニは転機だ。洋楽と邦楽という区別のある日本ならではの洋楽フェスだ。」というような編集後記を書いていたと思います。

メンツを見る限り、もはやロックフェスではない。
セクシーさを売りにしてバックダンサーを引き連れて出てくるような輩が、社会に対する不満を表現したロックと言えるのか?
売れ線大衆向けポップスによるセレブなパーティーですよ・・・

そして日本のバンドもねぇ・・・
J-Rockなバンドを出演させるのはロックフェスとして素晴らしいのですが、J-Popを出演させましたからねえ・・・しかも超大物。

主催者はインタビューで「新たなチャレンジ」みたいなことを行っていた記憶がありますが、ロックフェスから離れてしまうのなら本末転倒だと思います。
今までも個人的には「大衆向けポップス」だと思っているバンドが出演してきましたけど、07年はあからさまなバンドが多かったです。

少なくとも俺の中では、サマソニ07の東京1日目のマリンステージの出演者はロックフェスの汚点として永久に残るでしょう。

アイドル(洋邦問わず)、ジ○ニーズ、ポップなヴ○ジ○ア○系バンドが出演するようになったら終わりだなあと思っていましたけど、今年は多少なりとも修正されて良かったですねぇw

今後のサマソニはどういう方向に向かうのでしょうか。
年を重ねるごとに規模が拡大してきましたが、そろそろ限界。
商業主義的な発想も目立ってきました。
海外フェスの乱立により、出演バンドの奪い合いも激化して行くのでしょう。

いろいろ大変でしょうけどロックフェスであり続けるならば、最も大切な要素はロック(音楽)だという初心を忘れないで欲しいですねぇ。
初期はお笑い芸人なんかいなかったし、それこそロックしかなかったんだから。

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