Snoozer 2008年6月号のニューエキセントリック

ネタ切れ気味なブログですが、今回もニューエキセントリックについて書きましょう。
ムーヴメントが生まれて死ぬまでを書き残しておくのが目的だから、ちゃんと記録しておかないとw

New Eccentricのスタート地点で書いたように、今年の1月にオブザーヴァーという雑誌がニュー・エキセントリックを提唱しました。

その後、日本のメディアで最も早く、最も熱心に追求しているのはSnoozerです。
最新号と前号の2号にわたって大々的に取り上げております。
今日は最新号の1つ前、2008年6月号の記事について、まあ前に少し触れましたけど。


2008年6月号の記事ではオブザーヴァー誌の記事について色々検証していました。
オブザーバー誌には一切出てこなかった労働者階級という言葉が印象的です。

労働者階級がレトロなロックを焼き直すというOasisのようなバンドが偉そうな態度で君臨するのはもう古い。
これからは頭の良さそうな連中による文学的でアーティスティックなロックの時代だ。
でもOasisのようなバンドは英国では絶対的に強いからどうだろうなあ・・・
Snoozerでは積極的にプッシュしていくけど・・・
こんな感じだったと思います、いま手元にないんです(苦笑)

つまり、労働者階級の悲惨な状況をありきたりなレトロなロックで表現しているバンドを旧体制と位置付けています。

後はニューエキセントリックの前の流れとしてアクモンやKlaxons、LCD Soundsystem、Arcade Fireを挙げていたと思います。
「クラクソンズ以降」の異能サウンドが世界同時多発的に大増殖!とのサブタイトルが付いていた気がします。
Snoozerがエキセントリックの名の下に紹介しているバンドはオブザーヴァー誌より断然多いです。

これは、ニューエキセントリックは英国だけではなく世界的に起こりつつあるムーヴメントだ!と言いたいのでしょうか。
オブザーヴァー誌でもUK以外のバンドを関連付けた記事でしたが、Snoozerはそれを拡大している印象を受けます。

こんな感じでニューエキセントリックを追求した3ヶ月前のSnoozerですが、2008年8月号では更に上を行く独自の解釈を打ち出しています。
その良し悪しは判断が難しいです。

それは次の機会に。

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