Rock Is Deadってどういうことか考える

相変わらず角が立ちそうな話題は閉鎖的に行きますが、今日は昨日に関連してRock Is Deadについて。

「ロックは死んだ!」とよく言われるけど、一体どういうことなんでしょうか?
俺なりに考えてみました。

結論を先に書くと、昨日書いたPunk Is Deadと同じだと俺は思います。

ロックとは何か?

これは難しいし各個人で違うと思います。
俺が思うにロックは音楽が面白いってことよりも、反体制の象徴ってことの方が重要だと思います。
反体制者の、不良による、落ちこぼれのための音楽!と言いましょうか。
ダメなヤツ同士のキズの舐め合いといってしまえばそれまでw


俺は大昔に生きていたわけじゃありませんが、エルヴィス・プレスリーだって親が眉をひそめる存在だったらしい。
昔のRolling Stonesの広告文句は、「あなたの娘がストーンズと結婚したいと言っています。どうしますか?」だったと思う。
去年にNHKがBeatles来日30周年番組を放送していたけど、昔はビートルズですら「全世界の不良少年の親玉」みたいに受け止められていた。

今のStonesには危険な香りなんて無いし、自由の象徴だとも思えない、単なるエンターテインメントだ。
ビートルズだって昔のような存在ではない。

昔はロックバンドというだけで危険な存在だったわけです。
キース・リチャードも「昔はロックバンドをやっているだけでも今とは比較にならないほどヤバかった。」と言っていた記憶があります。
エレキギターを弾いているだけでも反体制的だったようです。

これは俺が子供の頃にも少し残っていましたね。
教師は給食の放送でロックを流させてくれなかったし。

週間少年マガジンに「シュート」っていうサッカー漫画が連載されていました。
登場人物の佐々木は、サッカー部とロックバンドを掛け持っていました。
親友の新田に「お前もバンドやらないか?」と勧誘したところ、新田からは「そんな不良みたいなことできっかよ!」と返されました。

今じゃロックバンド=不良って考える人なんてまずいないでしょう。
普通の親が子供にエレキギター教室に通わせる時代。

最初は衝撃的でも人々が慣れてしまえば危険な存在ではなくなっていく。

ストーンズがキッズに提示できるものなんて何もない。奴等にできるのは金儲けだけ!」といって登場してきたSex Pistolsがロックを進化させていったわけですが・・・
MTVの開局でスリルを失ったロックはNirvanaの登場で蘇ったようですが・・・
白人ラッパーのエミネムはロックを連想させるほどの危険人物でしたが・・・

今現在、大昔と比べて危険度が格段に低下しているのは否定できない。
だからRock Is Deadと言われるのは理解できます。
もちろん完全に死んだとは思っていませんが。
今じゃRock Is Popsだ。
そりゃあビートルズが不良の親玉と考えられていた時代と比べりゃねぇw

問題は今後、良識的な大人たちが「ロックは危険でヤバいもの」と受け止めることは無さそうだってことでしょうか。
これ以上進化しないんじゃ・・・
本当にRock Is Deadにならないことを祈っていますが、あまり希望なんてないです(苦笑)。

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