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2008-03-27

08年に06年のロックを振り返る

もう少しでやっと終わるこの話題。
今日は2006年です。

以前に書きましたが、ロッキングオン編集長の粉川しのさんが、編集後記で漏した本音が印象的でした。
以前の文章を探すのが面倒なので簡単に書きます。

第10回目のフジロックが開催される2006年に、ストロークス、フランツといった2000年代のバンドがフジロックのトリを飾った意味は大きい。
2バンドともはっきり言ってギリギリの勝利だった。
レッチリのように圧勝したとはとても言えない。
もう2006年なのに、我々が思いを託すことができる00年代バンドは少なすぎる。
00年代バンドの才能に対する悲壮感とエール、それを感じながら雑誌を作っている。

俺の中では、メディアは00年代バンドを祭り上げていた印象があったので、意外な本音だと思いました(苦笑)。

結局2006年の王者は、世間一般ではStadium Arcadiumをリリースしたレッチリ、90年代バンドだったわけです。
ですが、Arctic Monkeysが登場したじゃないか!と思う人も多いでしょう。
以下、超長文。


アクモンに対する盛り上がりは凄かったですねぇ。
個人の嗜好の問題になるんだけど、俺は世間で言われているほど凄いとは思わなかった。
曲は良い、衝動的なのも良い。

でも「どこかで聞いたことある音」というのは否めない。
メインストリームには既に存在している音楽でした。
「こんな音楽聞いたことがない」という感動はもちろん皆無。
2006年ともなれば、Strokesのようにレトロな感じに驚かされたというのも無い。
だから10代のキッズにはどう響いたか分りませんが、俺にとってはS級バンドには成り得なかった。

そういうバンドが超大絶賛されているのは理解できませんでした。
売れた経緯はともかく、音楽的に新しいことをしているわけでもない、他のバンドと毛並みが違う感じも無い、なのになぜそんなに騒ぐのか?
結果的に、UKギターロックが再び活発になったというか、退屈そうなバンドが過剰宣伝で売れていったイメージがありますけど。

Kasabianの”Empire”もこの年だったかな?
これも超大絶賛されていたけど、そこまで騒ぐほどでもないと思いました。
聞いたのは2007年ですけどね。
最近聞き直したらかなり良かったですけど・・・

リリー・アレンは、歌詞については何もいえないけど、音楽は唯のポップだ。

Clap Your Hands Say Yeahは良かった。
この浮遊感は聞いたことあるようで無い音だったと思う。

Broken Social Sceneもこの年だったっけ?
なかなか良かった。
確かカナダのインディが注目されたけど、アメリカの次はカナダの青田買いが始まった!という皮肉も聞こえた(苦笑)。

でも、00年代バンドの全体を見渡すと、パッとしなかった記憶しかないですねぇ。
期待したのは結局90年代バンド。
Tool、Pearl Jam、Primal Screamとか(苦笑)。
Primalは期待ハズレで、Beckはりリースされてから暫くスルーしていましたけど。

Mars VoltaやStrokesなんかは、もう若手というより中堅バンドって感じでしたね。
Yeah Yeah Yeahsは失速。
Clap Your Hands Say Yeahが凄く良くてUSインディの未来を感じた気がするけど、全体的には悲壮感・・・

次は2007年、もう少しでゴール。

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