コンニチハ、アーケード・ファイアです。
Fuckin’ Shitなアメリカは居心地が悪い、みんなでカナダに移住しましょう。
昨日は新木場のStudio CoastでArcade Fireのライヴに行ってきました。
欧米諸国と違って、日本ではチケットが即完売しなかったのでどうなるかなあと思っていました。
まあアメリカからカナダに移住した人が結成したバンドですが、「USインディ系が日本でウケない」というのを実感しました。
さすが”オルタナ小国ニッポン”。
ですが蓋を開けてみれば超満員でした。
日本も捨てたもんじゃないかも!
内容は期待通り、これを見逃した人はお気の毒としか言いようがありませんw
以下、セットリスト付き長文感想。
数年前のサマソニでは、シリアスな面とユーモア溢れる面と激しさが印象的でした。
今回もそれが凄く良かったです。
Neighborhood #2 (Laika)のパフォーマンスなんかはヘルメットを被っていなかったものの、サマソニで見たときと全く変わっていませんでした。
大人数のバンドだから曲によっては出番が少ない手持ち無沙汰のメンバーがドラムスティックを持って色々な物を叩くのですが、そこまで激しく叩かなくても良いだろうに・・・って感じで面白い。
しかし、単なるエンターテインメントで終わらないのがこのバンドの凄いところ。
リアルな表現とでも言えばいいのかな、シリアスな部分も感じさせてくれるというか。
歌が聞こえなかったという人もいるかもしれませんが、サウンドはCDよりも良かったです。
(Antichrist Television Blues)のギターを中心としたバンドの一体感には熱くなった。
曲の表情もアルバムとは全く違う曲もありました。
Haitiなんか激しすぎw
表現力もアルバム以上。
特にBlack Wave/Bad Vibrationsは感動的でした。
悲しみや憤りといった感情表現がね。
この世の中の現状を憂いているようで。
このバンドも「エモ」に括られてしまいそうな気がしないでもない・・・
ライヴ序盤は「激しさとユーモア」を「悲しみと憤りの世界」に同居させた感じでしたが、女性のメンバーが主役の”Haiti”、”Black Wave/Bad Vibrations”を経由して、中盤では”Neon Bible”や”Ocean Of Noise”などで激しさを抑えて「じっくり聞かせる」面も見せてくれました。
曲間にPixiesの”Wave of Mutilation”を少し演奏していました。
古いEPから”Headlights Look Like Diamonds”をやったのは予想外でした。
徐々に再び序盤のようなテンションに戻って行ってフィナーレ。
Rebellion (Lies)ではみんな大合唱、2階席からは凄い光景でした。
アンコールでは”Intervention”の次にラストの”Wake Up”で大合唱。
いやー凄いライヴでしたねぇ。
みんな目を開けて嘘を見抜け!現実を見ろ!
社会の状況は最悪だ。
いい加減に目を覚ませ!
こう言われている気がしました。
セットリスト
Black Mirror
Keep The Car Running
Neighborhood #2 (Laika)
No Cars Go
Haiti
Black Wave/Bad Vibrations
Neon Bible
Ocean Of Noise
Neighborhood #1 (Tunnels)
The Well & The Lighthouse
Headlights Look Like Diamonds
(Antichrist Television Blues)
Neighborhood #3 (Power Out)
Rebellion (Lies)
コメント
Arcade Fire、とっても心があるライブで私もよかったです!シリアスさとユーモラスな面、すごく同感です。17:00過ぎまで仕事があったんで、焦っていったんですが、最初から見れてよかったです。レポを書きたいけど、かなり疲れててまだ書いてません・・・、が、今回のは心ここにあらずが解消されましたよ(笑)。
Arcade Fire良かったですね!
Neon Bibleの曲が特に印象的でした。
あまりに良かったんで、久しぶりにAirsで海外公演のブートを買おうか思案中です。
色々大変でしょうけど、心ここにあらずが解消されて良かったですね。
本当に夢うつつな素晴らしいひと時でした。