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2007-11-20

Smashing Pumpkins / Zeitgeistと再結成に対する恐怖

世間は再結成ブームみたいですねぇ。
飛行船すら再結成しちゃったんだから。

ライヴはともかく、再結成して新作をリリースするというのは従来のファンからしたら複雑だ。
昔からのファンだから嬉しいのは当たり前だけど、ダメなアルバムだったらどうしようかと心配になる。
一般的に、再結成は全盛期に及ばないと言われているので。

Dinosaur Jrの新作は聞いていませんが、Smashing PumpkinsのZeitgeistは聞きました。

スマパンと言えば、オルタナ代表バンドという期待と重圧に押しつぶされた可哀想なバンドというイメージが強くてね・・・
オルタナ代表バンドの動向とオルタナの敗北でも取り上げているけど、Adoreが売れなかったことはオルタナの終焉を意味していた。

95年のロラパルーザに参加したSonic YouthのサーストンとBeckは雑誌の対談でこう言った。

ロラパルーザはジャンルに拘らずあらゆる音楽を肯定するって姿勢があってこそ成り立っていたはずなのに、それは真実ではなかった。
俺たちはBushやStone Temple Pilotsを聞きたがっている観客の前に立つハメになった。
オーディエンスはグランジを求めていたんだよ。

とまあオルタナは95年に暗雲が漂っていたらしいけど、98年のAdoreが売れなかったことが決定的だ。
結局のところ、ファンは従来のサウンドを期待していたと。
Siamese Dreamや Mellon Collie and the Infinite Sadnessのサウンドはオルタナじゃなくなったから、違う路線に進んでオルタナであり続けようとしたら世間は見向きもせず。
リスナーの多くはジャンルに拘る保守的なタイプだったと証明されたんじゃないかな。

そりゃあMellon Collieの方が好きだけど、Adoreはそこまで悪いとは思えないんだけどなあ。
結局、ロックスターとしての戦いに負けたといって解散してしまったわけです、人間関係の悪化も要因のひとつらしいけど。

こういう思い入れのあるバンドだから、Zeitgeistが出たときは怖くてしばらくスルーしてたw
でも、聞いてみると心配して損した気分になりました。
らしさを残しながらも、かつてないほどヘヴィなサウンドになりましたね。
歌詞はまだ見てないけど、アメリカの現状に対する不満があるんだろうな。
良いアルバムだと思いますよ。
まあ、最高傑作とは言えないけど(苦笑)。

そう言えば、来日はしないのかなあ。

つまりは、再結成は良いけど無様なニューアルバムを聞いて失望するのはツライってことです。

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