Radioheadの販売手法と対訳

先日、Nine Inch Nails絡みでメジャーとインディについて書いたけど、Radioheadが斬新な方法で新作をリリースするようです。
詳しくはbounceで
http://www.bounce.com/news/daily.php/11698

鋭いツッコミとインディの欠点に書いていますが、80~90年代のインディレーベルはレコード流通力が弱かった、つまりアルバムが店に並ばなかったのです。

「あのバンドのことは気に入った、でもレコード屋で売っていないから買えない」

こういった悲劇が起きるわけです。
まあ、今現在ではマニアックなインディバンドのアルバムはネットで簡単に買えるわけですが。

だからNINやRage Against The Machineの理論は、メジャーレーベルの配給網を利用しつつ、内側からメジャーの商業主義を壊してやろうというものでした。

だけど、アルビニやイアン・マッケイが言うように、メジャーに属していてバンドに関する事項の決定権を100%握ることは不可能。
NINがアルバムのオーストラリアでの不当に高い価格を是正できずに文句を言うことしかできなかったのは、バンドに関することを全てコントロールできていない証拠。

でもインターネットが普及した現在では、配給の弱さを多少克服したと言える気がする。
メジャーレーベルの商業主義が気に入らないなら、今回のレディオヘッドのような手段を選べば良いわけですから。
ましてやRadioheadほどの知名度があれば、自ら売り込むプロモーションも不要、bounceのように世間が勝手に騒いでくれますしね。

メジャーレーベルが気に食わないならインディでやればいいだろ!
はい、じゃあ自力でネット配信します。

時代は変わったねぇ。

ただ、クレジットカード決済ができない人にとっては少し面倒臭そうですけど(苦笑)。
どうやって金を払うんでしょう?
英国外の人たちにとっては、やはり流通力という点で劣るか。

個人的に心配しているのは、ディスクボックスの日本盤はリリースされそうにないってことです。
日本盤マニアですからw
付属の対訳の正確性には色々問題があるのは事実ですが、自分で和訳したものよりはマシ。
英語ができない人間にとっては、対訳付き日本盤がリリースされないとなると厳しい。
特にRadioheadは音楽だけじゃなく歌詞も良いんだから。

何とかなりませんかねぇ。

それにしても、ディスクボックスはちょっと高いな・・・
英国から日本への送料も高そうだ・・・
送料込みなら良いんですけど・・・

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