くたばれポップパンク、商業パンク

珍しく自宅から書いています。

カネが無いので連休中は引きこもっていましたが、グランジオルタナのサイトを少し更新しました。
例によってIEとFirefoxの見え方が違うのに苦戦しましたが、キリがないのであきらめました(苦笑)

まずは全体のナビゲーション。
知らぬ間に世間ではナビゲーションをリストタグで製作するのが常識になっていやがった(苦笑)。
以前より使いやすくなったと思います。
これで、グランジ・オルタナティヴの歴史を見てくれる人が増えればいいのですが・・・
いやね、最も労力を注ぎ込んだコンテンツなのに、相変わらず閑古鳥が鳴いているので。
あまり興味のない人が多数なのか、俺の見せ方が悪いかのどちらかでしょう。
後者なら改善の余地があるので、そう望んでいますが・・・

あとは90年代パンク
「音楽ジャンルとしてのパンク」、もっと分かりやすくいえばメロコアだとかポップパンク。
今でもこの手の音楽は大人気を誇っているようですが、メジャー化したのはグランジオルタナムーヴメントがきっかけ。

意外と知られていないようなので、わざわざ作った。
簡単に言うと、オルタナムーヴメントで80年代のヒット曲とはかけ離れたタイプの音楽が売れやすくなり、インディシーンにも注目が集まるようになったわけです。
そこに、他のオルタナバンド同様80年代のインディから活動していたBad Religionが耕してきたパンクシーンが94年にメジャー化したのです。

このブログを何年も前から読んでくださっているありがたい方々はご存知でしょうが、俺はこのポップパンク否定論者です(苦笑)。
94年に爆発したGreen Dayは最大の敵。
先駆者としては評価できますが、こんなのパンクじゃない!
PistolsやBlack Flagが持っていたスリルと毒が完全に抜けている。

だから音楽ジャンルとしてのパンクなのです。
偉大なる先人達と同じ音楽スタイルだけど、怒りや焦燥を感じられるものではない。
楽しければいいや!というノリしかない単なる大衆ポップとしか思えません。

世の中に不満を持っているとは思えない知人から「Dookieを貸してくれ!」と言われた瞬間は今でもはっきり覚えている。
数年前にソニックマニアで見たGood Charlotteは最悪だったなあ。
80年代のLAメタルと相違ないエンターテインメント。
これが現在のパンクか・・・
Punk Is Deadという言葉がリアルに響いたねぇ。

まあ、パンク精神やパンクな姿勢は、音楽ジャンルとしてのパンクバンド以外のバンドから感じられるしね。
愚痴はこのぐらいにしましょうかね。

コメント

  1. あきら より:

     ぐはぁ!!

     GREEN DAY、めっちゃ好きです・・・(笑)。

     と言っても昔からのファンではなく『AMERICAN IDIOT』を聴いてからの大ファンなのですけど、ね。
     あのアルバムは反ブッシュ政権をモロに表現しているので、そこそこパンク精神が垣間見えると思うんですが、如何でしょうか?このアルバムは僕の生涯の5本の指に入る名盤ですよ。

     ピストルズやクラッシュといった“本物”のパンクを愛されてる方々から言わせればGREEN DAYは偽者っぽく聴こえるのかもしれませんが、個人的には今の時代にあぁいう音楽があるのも良いかな?と思ってます。もちろん、ピストルズやクラッシュの功績は決して真似のできるような簡単なものではなかったとも思ってます。

  2. Hyottoko より:

    2、3回聞きましたがダメでしたw
    歌詞はともかくサウンドからは攻撃的なものを感じないというか・・・

    Warped TourもVansという企業の名前が付いているようで、パンクが商業化してしまいましたし・・・。
    すいません、俺は現代パンクについて良い思いを抱いていないんですw

  3. あきら より:

     最近、THE DISTILLERSをたまに聴きます。詳しくは知らないけど、ヴォーカルがRANCIDのメンバーの元奥さん?らしいですね。

     で、聴いてて思うのが「これこそがパンクだろ!」って事なんですよね。GREEN DAYと比べると、あまりにもアティテュードが違いますから。
     GREEN DAYのサウンドは確かに大衆受けするそれですからねぇ・・・、僕のような凡庸なリスナーが病み付きになっちゃうワケです(笑)。
     ま、GREEN DAYがパンクかどうかは度外視するって事で、勘弁してやって下さい(笑)!

  4. Hyottoko より:

    パンクの解釈は個人によって違うんで難しいところですが、僕は精神や姿勢を重視します。
    最近の「音だけパンク」にはパンク精神が感じられないというか・・・

    すぐ思いつくのはRadioheadの”Kid A”とPrimal Screamの”XTRMNTR”ですかねぇ。
    音楽に対する姿勢がパンクだと思います。
    特にRadioheadはPILを始めたジョンライドンと同じ道を歩んだ気がします。

    もちろん、NINのキャリアを振り返ってみても、パンク精神全開だと思ってます。

    人によって感じることは十人十色ですから。
    どうか凡庸なリスナーとおっしゃらないでくださいw

    俺だって新たなパンクを受け入れられない古い堅物ですから(笑)

  5. サース より:

    個人的にグリーンデイは嫌いじゃないですが正直良いと思うまで時間がかかりました。
    パンクを知らずにグリーンデイのアルバムを聞いたとき、これがパンクかと失望したことがありました。
    僕もピストルズやブラックフラッグやマイナースレットの方が全然好きです。
    僕も精神や姿勢を重視するほうです。
    レイジもかなりパンクな行動してますよね!

  6. Hyottoko より:

    僕が高校生のときはDookie旋風が凄かったんですよ。
    数ヶ月間はよく聞きましたが・・・

    RATMはパンクですね!
    最近の生ぬるいパンクバンドもビシっとして欲しいですw

  7. soyokaze より:

    こんにちわ、記事の内容にこれはどうしてもコメントさせて頂かざるを得ないと感じました。
    僕もポップパンクに対しては良い印象を持っていません。
    そもそも言葉自体がおかしいですよね。
    ポップとパンクでは余りに個々の意味が相反しすぎてます。
    その矛盾を突いて蔑称的に用いるのあればこれほど優れた言葉もないなと思いますがw

    話は変わりますが個人的にはハイドラヘッドレーベルのカオティック勢にパンク精神を感じます。
    もうすでにご存知なら非常に申し訳ないのですがレコードショップにお立ち寄りの際は是非HyottokoさんにNo Heroes/Convergeの国内盤の帯を一度ご覧になって頂きたく思います。きっと何か込み上げて来るものがあるかと。

    最後にBlak flagやアルビニ等の音楽に触れる機会を与えてくださったGRUNGE ALTERNATIVEには大変感謝しております。今は亡きサイトの方でMy warの和訳も楽しく(と言ったら変な表現になってしまいますがw)読ませて頂きました。ありがとうございました。

  8. Hyottoko より:

    結局、ポップパンクは音楽スタイルだけなんですよねぇ。
    それをパンクと呼んで欲しくないですよね。

    Convergeって昔から活動してますよね。
    名前しか知らないんで機会があればチェックしてみます。

    >Blak flagやアルビニ等の音楽に触れる機会

    そういっていただけると嬉しいです。
    サイトを公開している甲斐があります!
    今は亡きサイトでは他のアルバムの和訳も考えたんですけど、Slip it Inで挫折してしまったんですよ(苦笑)

  9. gue より:

    最近では
    パンク=音楽のジャンル
    と捉える人が多すぎですね

    パンクをあまり知らない人なんかはほとんどの人がそう思ってるんじゃないかってくらいじゃないでようか?

    「パンクはスタイルじゃない
    アティテュードだ!」
    って声高に叫びたいですよ
    でも、ポップパンク好きにはなかなか理解されないんだよなぁ・・・

    ここまで共感できる記事を
    見て、ちょっと幸せな気持ちになれました
    ありがとうございます

  10. Hyottoko より:

    パンクは音楽ジャンルに成り果ててしまいましたね・・・
    とても残念です。

    でも、それを分ってくださる方がいるのはとても嬉しいです。
    こちらこそ、読んでくださってどうもありがとうございます。

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