Beck (2007.04/08 Zepp Tokyo)

ベックのライヴに行ってきました。
武道館は躊躇してたけど、ゼップの追加公演が決まったので迷わずに。

普段高速はあまり乗らないんで、京葉道と湾岸道を間違えるという信じられないミスをしてしまった。
遅れるかと冷や汗かいたけど、無事に到着。
でも、精神的疲労を感じたので後ろの方から見ることにした。

Loserが流れはじめたけどバンドはステージにいない。
ステージの真ん中後方には操り人形のステージがあって、操り師が上から人形を操っているという奇妙な光景が。
操り人形は、ベックをはじめとするバンドのメンバーの人形なんだけど、それがLoserに合わせて演奏していて、それがスクリーンに映し出されていた。

これが噂の操り人形か!
度肝を抜かれましたよ見事に。
早くも前で見ればよかったと後悔。

Loserの途中からベックとメンバーが出てきて、生演奏に切り替わった。
けど操り人形はそのまま。
結局、操り人形は最後までステージにいました。

人をバカにしたような滑稽なアイデアには笑わせてもらいましたが、その割には操り人形の動きが見事でねぇ。
ベックがギターを持っていないときは人形もギターを持っていないし、本人が鉄琴を叩けば人形も鉄琴を叩いているのだ。
人形ドラマーはロールしてるし(笑)。

挙句の果てにはビデオカメラまで手にし、スクリーンにはPuppet Camの文字と共に人形が撮影した映像が!
武道館でスクリーンだけ見てたらここまでわかんないかもね。
後方とは雖も狭いZEPPで見れて良かった。

人形には最後まで笑わせて貰いましたが、演奏も凄くよかった。
ベックにはNINのような洗練されたサウンドプロダクションも、Museのように音程を外さず完璧に歌い上げる必要もない。

あまり上手くないヌルイ雰囲気が最高だった。
だらだらした感じがね、まさにLOW-HI。
ZEPPの音の悪さも今日は感謝したい。

セットリストはInformationとGueroの曲が目立ったが、昔の曲も織り交ぜバランスは良かった。

後半にはアコギのコーナーがあったのには感激。
最近、Sea Changeが大ブームだったんで。

しかしギターがビビリまくっているという、これまたLOW-HI。
ベック以外のバンドマンは、ステージ上に用意された食卓を囲むという意味のわからない演出(操り人形も食卓に)。
でも、しだいに皿やコップやナイフなどで音を出して演奏に参加していったのにも驚かされた(もちろん操り人形もコップを叩いている)。

Lost Causeだったと思うけど、突然PixiesのWave Of Mutilationを歌いだしたときは思わず感動。

アンコールの合間に、Beckzilla(Beczillaだったかな?)と題された人形劇の映像が(笑)。
内容はゴジラのようなものなんだけど、この人のセンスは本当に最高!

最後はWhere It’s At、E-Proという王道の曲で終了。
エンターテインメントとしてもアーティスティックな面からも最高のライヴだったと思う。

セットリスト(やや不正確)

Loser
Black Tanbourine
The New Pollution
Girl
Landslide
Rental Car
Motorcade
Mixed Bizness
Time Bomb
Que Onda Guero / Nicitine & Gravy / Hell Yes
Think I’m in Love / Information
Nausea
Minus
No Complaints
Devil’s Haircut
Paper Tiger
Lost Cause
The Golden Age
Lonesome Tears
Clap Hands

1000 BPM
Where It’s At
E-Pro

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