Fiona Apple (06.10/13 東京国際フォーラム)

国際フォーラムでライヴを見るのは初。
ずいぶんお上品なところだな(笑)。
オーディエンスは女性が多くて、香水がほのかに香るライヴっていうのも初。

序盤から中盤のフィオナは激しいパフォーマンスを披露。
ピアノ弾き語りで歌っていたんだけど、CDを忠実に再現するつもりは全くないことは明らかで、とてもエモーショナルだった。
あまりに感情が入りすぎていたから、 Shadowboxerなんかは途中で曲が崩壊するんじゃないかと思ったくらい。

歌に専念したかと思えば、イントロや間奏の間でさえもじっとしていられない。
神経質そうにステージをウロチョロ動きまわり、歌はかなり激しい。
こんな今にも壊れそうなフィオナを見ていると、この辺でライヴを打ち切った方がいいんじゃないかと思えてくるほど痛々しい。
何が起こるか予想がつかない空気を肌で感じるほど、フィオナはスリリングだった。

CDでは比較的楽しい雰囲気の曲である”Paper Bag”でさえ、怖ろしいほど切羽詰った雰囲気しか感じられなかった。

しかし、どの辺りだったか覚えていないが、オーディエンスとやりとりをした中盤以降は比較的リラックスして歌っていた。
激しさや危うさの代わりに、安定した演奏を披露。

でも最後の最後に演奏したCriminalで再び緊張感を取り戻し、そこで終了。

たぶん今年のベストアクトはフィオナ・アップルだと思わざるをえないほどリアルなライヴだった。
6年前、NHKで放送されていたライヴ映像はこんな激しくなかったんだけどなあ。
いい意味で予想を裏切ってくれました。

Get Him Back
To Your Love
Shadowboxer
The Way Thing Are
I Know
Sleep To Dream
Limp
Paper Bag
Tymps
Oh Well
On The Bound
Slow Like Honey
Not About Love
Better Version Of Me
Get Gone
Fast As You Can
———————
Extraordinary Machine
Criminal

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