今月はじめに出たrockin’onの粉川さん

少し前の話ですが、今月はじめに出たロッキング・オンについてです。

春ぐらいに編集長になった粉川さんなんですがね。

フランツとストロークスという2000年代のバンドがフジのトリをつとめるのは初。
両方ともレッチリの圧勝とは違ってギリギリの勝利だった。
もう00年代も半分以上過ぎ去ったが、この年代には圧倒的なバンドがいない。

こんな意味合いの文章を書いていました。

最近、AMやKasabianのようなUKバンドがべた褒めされることが多かった気がするので、UK寄りの編集長からこの言葉が出るのは意外だった。
思わず本音が出ちゃったか?

編集長を含め、この雑誌の編集部の大半は青春時代として90年代を通過してきた世代らしんで俺と同じ思いなのか?

00年代組はそろそろ2nd3rdの時期。
ひょっとしたら今年来年が勝負の年なのかもね。

コメント

  1. shoe より:

    今月のロッキンオンは読んでいないので、詳しいことは分からないのですが、確か粉川さんは以前「BUZZ」にいたとき、散々ストロークス(1stの頃)を盛り上げてた記憶があるんですが(笑)

    「00年代のヒーローの不在」というテーマは90年代を通過した人にはやっぱり考えさせられますよね。

    もしかしたら、90年代のような規模でのビッグなロックバンドというのはこれから先も出ない可能性は十分ありえると思います。

    というのは、今は音楽に関わるメディアが変化している、と感じるからです。
    例えばi-tunesのようなネット上での音楽の購入だったり、lastFMのようなコミュニティの出現によって音楽とリスナーの関わり方は90年代とかなり異なるものになっていると思うのです。

    それはつまり、MTVのような巨大メディアによって、集中的に一つのバンドが巨大化していくというのではなく、ネットを通じて個人個人が自分の好みにあったバンドをチョイスしていくというような形に変化しているということだと思います。

    なので、多種多様なバンドが出てくる反面、かつてのような規模で人気を集めるバンドが出てきにくい時代なのかなと思ったりします。

    で、そんな今の時代を最も象徴しているのは、おそらくArctic Monkeysだと思います。彼らはインターネット上のコミュニティなどの口コミから人気に火がついて大ブレイク(ということになってます)した例です。
    少し前に出たClap Your Hand Say Yeahなんかも同じ構造で火がついたケースですし。

    なので、今後もそうした傾向が進みそうですし、もしかしたら90年代と00年代を量的に単純比較すること自体すでに不可能なのかもしれませんね。

    さらに言えば、ロッキンオンのような雑誌がそれを口にしてしまったという事実こそが、前述した音楽のあり方、ひいては音楽に関わるメディアのあり方の変化を象徴しているのかもしれません。

    なんだか長々と失礼してしまいました。

  2. 管理人 より:

    そこそこのバンドはいるけど、強く思い入れることができるバンドがいないってことだと思います。
    雑誌ですからスポンサーの目も気になるでしょうし、そこそこのバンドでも盛り上げとこうっていったところでしょうか。
    粉川さんは「エールの意味をこめて雑誌を作っている。」と続いて書いていた気がします。
    我々として見れば「騙された!」という場合も多々ありますが。

    編集後記のようなコーナーに書いていましたので立ち読みでもすぐわかると思います。

    そうですねぇ、時代はだいぶ変わりました。
    もう昔のようには行かないかも知れませんね。

    自宅はナロードバンドで、海外サイトを見ても英語もロクにできないので大して理解できない。

    こんな俺は何だか時代に取り残されそうで怖いです(苦)。

タイトルとURLをコピーしました