サッカーと愛国心についてダラダラと

各国代表のサッカーはよくナショナリズムだとか愛国心だとかそういう言葉が付きまとうことが多いです。
日本代表の試合ともなれば、スタジアムはユニフォームのレプリカを着た人たちによって青く染められ、Nipponの大合唱。
見方によっては不気味で怖い光景ですが、俺はそれが悪いことだとは思わない。
寧ろ、そうならない方が逆に怖い気がする。
まあ、積極的に参加しようとは思いませんし、サッカーに対して興味のない奴らも混ざっていると思うと不愉快にもなりますが。

ナショナリズムだとか愛国心などという言葉は、様々な意味を持つ言葉なので正確に理解するのが難しい。
一般的に、戦時中の盲目的な日本万歳を連想してしまうことが多い気がする。

ただ、サッカーの場合は地元びいきの愛郷心であって健全なことだと思う。
暴走さえしなければですが。ヒトラーのようにサッカーを政治に利用しようとした例もあるようですし、

何でサッカーなどのイベントで愛郷心がむき出しになり団結力が強まるかというと、「共通の敵」が存在するからだと思う。
サッカーといえども勝負事。敵に勝つか負けるかの闘いであり、他国との競争である。
日本代表が他国と戦うことで、同胞意識が強くなりサッカーに興味のない人も巻き込む事態になるのだと俺は思う。

こう考えるとおっかない気がしますが、所詮はサッカー。
サッカーが終われば一気に醒める。
例外はあるでしょうが所詮はその程度のものです。

ただ、政治上の敵国が出現したことによる愛国心は怖い。

中国には仮想敵国が必要だ。

これは石原慎太郎が言っていた気がするが、敵国が存在すると愛国心を煽りやすいと思う。
日本を憎むことによって、その裏で同胞意識を高めていくという手法。
我々も反北朝鮮的思想から愛国心を刷り込まれないように気をつけたいものです。

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