Pixiesのライヴの感想(Zepp Tokyo 12月6日)

昨日の投稿の改訂版です。投稿を下書きにいておいたと思ったら公開しちゃってました。

というわけであらためて。
一昨日、ピクシーズのライヴに行ってきましたがとても良いライヴでした。

選曲はSurfer Rosa & Come on PilgrimとDoolittleからがメインだったのはうれしい。

2曲目の”Wave Of Mutilation”のアルバムとは違ったゆったりVersionは美しかった。後で調べたらB面集に収録されているUK Surfだったようだ。

“Where Is My Mind?”は勿論、”Here Comes Your Man” “Bone Machine” ”Monkey Gone To Heaven”等の名曲のオンパレード。
“River Euphrates”まで演奏してくれたんだから言うことなしだ。

“La La Love You”の甘くて溶けそうなギターは最高だったし、逆に他の曲の轟音ギターも印象的だ。
Joey Santiagoは、実は凄いギタリストなのかも。
単音のメロディーはいいし、カオスティックなリフも個性的だ。

ピクシーズのアルバムは、音がゴージャスとは言えず典型的なインディサウンドだと思う。
長所でも短所でもあるわけだけど、個人的に不満をあげれば、薄っぺらで音が良く聞こえないとか迫力不足だとかベースの音が弱すぎるとか。

今回のライヴで期待していたのは、「迫力あるサウンド」だ。
これは期待通りで、フランシスのシャウトは強烈だったし、ベースもズンズンきたし、Joey Santiagoのギターも良く聞こえたので「この人今まで気づかなかったけど凄い人?」と思ったのだ。

ライヴでのピクシーズは、ドラムは影から支えて、後は3人でバトルといった感じで、それぞれが存在感と個性を強烈に発していた。
「主役はフランク」というのは俺の偏見だった。

雰囲気は、キムの笑顔に象徴されるようにやんわりした感じなんだけど、「生ぬるさ」を感じさせない緊張感もあった。
これがとてもいい感じだった。

カオスと心地よいメロディーが同居した”Dead”を経て、”Debaser”で終了。
その後、ステージでフランクとキムがなんか揉めてんなーと思っていたら”Gigantic”をプレイ。

局の長さが短いことを考えても、曲数と内容を考えると、トータル90分ぐらいだとは思えない不思議なライヴだった。

セットリスト(やや不正確)
In Heaven
Wave Of Mutilation
Where Is My Mind?
Nimrod’s Son
Holiday Song
Blown Away
Vamos
La La Love You
Ed Is Dead
Here Comes Your Man
Winterlong
Bone Machine
I Bleed
Monkey Gone To Heaven
Isla De Encanta
River Euphrates
Cactus
Velouria
Subbacultcha
Caribou
Dead
Gouge Away
Tame
Hey
Debaser

—EN—
Gigantic

コメント

  1. shoe より:

    こんにちは!
    ピクシーズ、素晴らしいライヴだったようで羨ましい限りです!僕は結局、都合により行くことが出来なかったのですが、管理人さまのレポを読んで、「ああ、やっぱ行っときゃよかった」と思ってしまいました。
    ピクシーズはコンパクトな短い曲が多いですが、リストを見るとこれだけ盛りだくさんやってくれるというのも本当に凄いですよね。
    おまけにラストがGiganticだなんて、これはもう反則ですね!

    ニューアルバムの噂を聴いたりもするのですが、新曲などはナシだったのでしょうか?
    早く新しい音源も聞いてみたいところです。

  2. 管理人 より:

    いいライヴでしたよ。
    好きな曲が多かったのも良かったです。
    新曲はなかったです。
    これだけ調子がいいなら単発じゃなくて、アルバムを作ってもよさそうなんですがね・・・。

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