Pixies (05.12/06 Zepp Tokyo)

選曲はSurfer Rosa & Come on PilgrimとDoolittleからがメインだったのはうれしい。

2曲目の”Wave Of Mutilation”のアルバムとは違ったゆったりVersionは美しかった。
後で調べたらB面集に収録されているUK Surfだったようだ。
“Where Is My Mind?”は勿論、”Here Comes Your Man” “Bone Machine” ”Monkey Gone To Heaven”等の名曲のオンパレード。
“River Euphrates”まで演奏してくれたんだから言うことなしだ。

“La La Love You”の甘くて溶けそうなギターは最高だったし、逆に他の曲の轟音ギターも印象的だ。
Joey Santiagoは、実は凄いギタリストなのかも。
単音のメロディーはいいし、カオスティックなリフも個性的だ。

ピクシーズのアルバムは、音がゴージャスとは言えず典型的なインディサウンドだと思う。
長所でも短所でもあるわけだけど、個人的に不満をあげれば、薄っぺらで音が良く聞こえないとか迫力不足だとかベースの音が弱すぎるとか。
今回のライヴで期待していたのは、「迫力あるサウンド」だ。
これは期待通りで、フランシスのシャウトは強烈だったし、ベースもズンズンきたし、Joey Santiagoのギターも良く聞こえたので「この人今まで気づかなかったけど凄い人?」と思ったのだ。

ライヴでのピクシーズは、ドラムは影から支えて、後は3人でバトルといった感じで、それぞれが存在感と個性を強烈に発していた。
「主役はフランク」というのは俺の偏見だった。

雰囲気は、キムの笑顔に象徴されるようにやんわりした感じなんだけど、「生ぬるさ」を感じさせない緊張感もあった。
これがとてもいい感じだった。

カオスと心地よいメロディーが同居した”Dead”を経て、”Debaser”で終了。
その後、ステージでフランクとキムがなんか揉めてんなーと思っていたら”Gigantic”をプレイ。

局の長さが短いことを考えても、曲数と内容を考えると、トータル90分ぐらいだとは思えない不思議なライヴだった。
セットリスト(やや不正確)

1. In Heaven
2. Wave Of Mutilation
3. Where Is My Mind?
4. Nimrod’s Son
5. Holiday Song
6. Blown Away
7. Vamos
8. La La Love You
9. Ed Is Dead
10. Here Comes Your Man
11. Winterlong
12. Bone Machine
13. I Bleed
14. Monkey Gone To Heaven
15. Isla De Encanta
16. River Euphrates
17. Cactus
18. Velouria
19. Subbacultcha
20. Caribou
21. Dead
22. Gouge Away
23. Tame
24. Hey
25. Debaser
26. Gigantic(EN)

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