現在の民主主義・選挙の限界

今日も漫画ネタからです。漫画から学ぶのも悪くないですよ。
ゴルゴ13では、社会時事ネタからストーリーが生まれていることが多いが、「現在の民主主義の限界」を扱ったストーリーがあった。

一言ですませば国民がバカだから。

少し前に、自民党が支持者をIQで区分したとかで問題になった記憶があるが、俺に言わせればなぜ問題になるのか不思議だ。

投票率は高ければ良いというわけではない。
問題は中身だ。
テキトーに立候補者の中から選んで投票したのでは無意味、汚き一票だ。

真剣に投票する政党や候補者を選ぶのには労力がいる。
政治に対して絶えず関心を抱くのは当然のこと、各政党の主張を理解し、候補者についてもよく調べなければならない。

新聞にはたいてい、郵政民営化法案以外にも、いろんな法案に誰が賛成して誰が反対したのか掲載されるし、各政党のマニフェストに対する様々な意見も掲載されている。

ネットが普及した現在、国会議員はたいていHPを開設しているし、いろんな意見も見ることができるし、某巨大掲示板を見てみるのもアリかもしれない。

もっといえば、最高裁判所の裁判官の審査をするには、その裁判官達がどのような裁判で、どんな判決を下してきたのか知る必要がある。
これも、選挙の広報に載るだろうが、もっと踏み込むなら法の知識が必要になる。
更に深く踏み込むなら「法律時報」などの雑誌を読むという手段もある。ここまでやるのは難しいけどね。

このような労力を裂いていなさそうな人々が、自民党の支持者区分でIQの低い層と判定されたのではないだろうか?
政治家の多数は国民をバカにしていることだろう。

ワイドショー的なネタに振り回され、政治家のパフォーマンスに惑わされ、政治家の中身などロクに知らないクセに「知名度」に釣られ、マスコミの報道を鵜呑みにし、外見のイメージだけで投票する人を決める。
こういう大衆って馬鹿だねぇ。

人間って心理的に、「昔」より「今」に大きく影響される。
現在の小泉政権は郵政関連でいろいろ叩かれているけど、過去の実績はどうなの?
道路公団・田中真紀子の外務省・北朝鮮・イラク・年金・靖国・・・
「今」だけじゃなく総合的に判断しないとねぇ。

パフォーマンスに惑わされず、「未来」も見ないとねぇ。
郵政反対のみのホリエモンってどうなの?社会保険・外交は?実力主義の世界で生きてきた人間が「全体の奉仕者」になれるか?弱者切捨て?

民主党の主張は正しいのか?岡田代表をイメージだけで決め付けていないか?パフォーマンスに劣るからといって首相失格か?

この辺りが、現在の民主主義の限界なのだ。
タレント・著名人候補が当選したり、裁判官の罷免権では投票用紙の先頭に名前が掲載されている裁判官は最もバツをつけられるといった事態。
ムネオが復活したらこの国は終わりだね。

駅前で、名前を連呼し「よろしくお願いします」としか言わない政治家陣営ほど馬鹿なヤツはいない。
演説でも正論に思えるが抽象的なことしか言わない政治家も馬鹿だ。
でも、無知な国民はもっと馬鹿である。

大衆が無知だから、政治家はこういう手法をとるのだ。
こうすれば票は集まるとね。

自分の考えと完全に一致する政党や政治家などいない。
そのなかであなたはどうする?
一番マシなのを選ぶか?
投票所には行くけど、「投票する価値のある候補者は存在しない」という主張で投票用紙を白紙で投票箱に入れるというのもアリだ。

偉そうなことを言っている俺も無知かもしれない。もっと勉強しないとねぇ。
今のところ共産も惜しいが民主に投票しようと思っているけど。

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