Velvet Revolver (05.02/09 Zepp Tokyo)

男根ロックとか批判されるヴェルヴェット・リヴォルヴァーだが、アルバムはスリリングで素晴らしいリアルなロックだと思った。
それで、スリルを味わえるだろうと今回のライヴに行くことにした。
彼らはこの単独公演の前にソニマニ東京2日目でも見ることができた。
ソニマニ東京1日目+単独公演のチケ代は、ソニマニ2日通し券と殆んど変わらない。
だからほかのバンドを見ることができるソニマニ2日通し券を選んだ方がお得なのだが、敢えてそれをしなかったのは、狭い箱で見た方がよりスリルを味わえると思ったから。
それだけ、このバンドに期待していたわけだ。

しかし、その期待は見事に裏切られた。

スコットは思ったよりもエンターテイナーでパフォーマンスは”セックス”を連想させるものたった。
でも、充分”危険な男”だったが、決定的なのはり声がよく聞こえなかったこと。
これでは、CD以上のスリルを感じられるわけもない。

スラッシュのルーズなギターはとてもスリリングなのだが、ライヴでそう感じたのはガンズの曲だけ。
ミスターブラウンストーンではそのルーズさが不安定さを醸し出していてとてもスリリングだった。
しかし、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの曲では、CDで聞く以上にタイトでモダンな感じだった。
俺にとってスラッシュはルーズさが最大の魅力だったので残念だった。
トーキング・ワウを披露したのは感動したけど。

他のメンバーの休憩時間とはいえマット・ソーラム退屈なドラム・ソロが始まるのかと思っていたら、以外に早く終わった。
それにガンズの曲を叩いていた。
You Could Be Mineを叩き始めたら観客は湧いた。
ダフ・マッケイガンが大切な指輪をなくすというハプニングがあった。
ピックを投げたときに一緒に飛んで行ってしまったらしい。
日本人スタッフが指輪が見つからないとショーを続けることができない旨をオーディエンスに伝え、指輪捜索が始まる。
無事に指輪が見つかり、中断という事態は避けられた。

最後の最後にやったピストルズのカヴァー”Bodies”はとてもよかった。
激しい演奏で爆発的なエネルギー!これぞパンク!他の曲もこのテンションで演奏してくれればなぁ。

スリルを全く感じられなかったわけではない。
しかし、期待通りとは言えなかったし、普通のライヴより高い\8,000に見合うライヴではなかった。

Sucker Train Blues
Do It For The Kids
Headspace
Superhuman
Crackerman
Illegal i Song
Fall To Pieces
Dirty Little Thing
Big Machine
It’s So Easy
Sex Type Thing
Set Me Free
———-
Used To Love Her
You Got No Right
———-
Mr. Brownstone
Slither
Bodies

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