Sonic Mania 05 (05.02/05 幕張メッセ)

第一目標:Mars Volta
第二目標:Kasabian
第三目標:Kings Of Leonだったけどメンバーの負傷でドタキャン
第四目標:知らないバンドを見る
第五目標:Asian Kung-Fu Generationは生ぬるいのか?ライヴで確かめる
第六目標:最近のパンクと呼ばれるバンドのライヴを体験する

というわけでソニックマニア05に行ってきました。夜勤明けで殆んど寝ていない状態だったけど(苦笑)

Nine Black Alps

リストバンドを手に入れてから車に戻ってウトウトしていたらで見逃す・・・残念。
Dogs Die In Hot Cars

単調だった感もあるがなかなかよかった。キーボードがいるバンドに新鮮味を感じた。音楽性も独特でGood!

Straightener

ベースの機材トラブルは少し白けたし、音楽も超いい!ってわけじゃないけど、3人編成のバンドの醍醐味を味わえた。自分が主役だと言わんばかりの演奏。特にディストーション・ベースは印象に残った。歌詞は日本語か英語かよくわからなかった。

Steriogram

“どうでもいいバンド”の一言に尽きる。音楽性は少し前に流行ったミクスチャーみたいで聞いていて苦痛。このバンドのときに休憩すればよかった、時間の無駄だった。

Guitar Wolf

マーズ・ヴォルタを前で見たいのと疲れたこともあってモニターで半分寝ながら観戦することにした。よく聞いていたわけじゃないけど爆音で熱かった気がする。見ないで損した気分。

Mars Volta

今日のハイライト。ライヴの期待以上のものだった。2ndからの曲が全てを占めるのかと思っていたが1stからの曲も演奏した。1st時のライヴを見ていない俺としては嬉しかったが、2nd時の単独公演では全て2ndからの曲なのだろうか?

マーズヴォルタを見てて思ったのは、このバンドは現時点で最もオルタナティヴ(反主流的)でアーティスティックでパンク精神を体現しているバンドだということだ。
こんな音楽は彼等しかやっていないし、ポップでとっつきやすい音楽ではない。
1曲1曲も長いし演奏も観客を楽しませることを度外視したものだった。セドリックの動きは面白かったけど。

でも、退屈に感じないのは演奏からエモーショナルな何かを感じられるから。不安悲しみ哀愁と言えばいいのか、言葉が見つからないが”何か”があった。

Kasabian

ギタリストの歌声は弱かったけど、踊れるロックはライヴでも健在だったと思う。爆発的なエネルギーを感じられないが、その代わりにまったりとした浮遊感を味わうことができた。普通によいライヴだった。今後はライヴならではのグルーヴに期待したい。

Asian Kung-Fu Generation

君繋フェイブムは聞いてて生ぬるい。メロディはいいし歌詞も悪くない。何がダメだったかというとヴォーカルが弱いということ。
声が嫌いなわけじゃないけど”腹から声出せ!”とか”死ぬ気で叫べ!”とか言いたくなる。
それ故、感情が伝わってこないから生ぬるいと感じたのだ。

しかしライヴは凄いかもしれないので遠目から見ていたのだが、残念ながら価値観が変わることはなかった。会場の音が悪かったことを差し引いても、生ぬるさは拭えなかった。アジカンよ、もう少しガンバレ!

Good Charlotte

俺の嫌いなパーティー・パンクだろうし好きになれないのはわかっているけど、せっかくだから体験してみることにした。
そしたら、想像通りのライヴだった。彼らはエンターテイナーでロックをやっているのであって、アーティスト(芸術家)でもなければロックをやっているわけではないのだ。

音楽的に個性を感じられず、かといってリアルな感情表現があるわけでもなく、楽しければいいや的なノリだ。
目的はオーディエンスを楽しませることだけのようで、エンターテイナーとしてのパフォーマンスは優れている。オーディエンスも嬉しそうにそれに応える。
音楽は違えど、やっていることはLAメタル、マイケル・ジャクソン、モーニング娘と同じことだ。

マーズ・ヴォルタを見た後にグッド・シャーロットを見ているとアートとエンターテインメント性について考えざるを得ない。
ギターウルフが叫んでいた”ロックンロールを信じて”という歌詞がとてもリアルに思い出される。

これがパンクと呼ばれているこのご時世、”Rock Is Dead”なんだなぁ・・・。

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