和久井光司&セルロイド・ヒーローズ / PANTA / ヨシンバ (04.10/14 下北沢440)

付き合いで和久井光司という人のイベントに行ってきた。
目当てはこの人ではなく頭脳警察のパンタ。
頭脳警察の音源は1枚持っているけど全く聞いていない。
連れの話だとこの人は、昔は相当派手にやっていたらしい。
レコード倫理系の団体から発売禁止をくらったり、成田闘争などの政治的な活動も目立っていたようだ。

全く聞いたことがないミュージシャンがどんなステージを見せるのか楽しみだ。

一番手のヨシンバ

このバンドは最悪。ありきたりのラヴソングで、音楽的にも個性が感じられない。
聞いていて苦痛だった。

次はパンタ

パンタはアコギ弾き語りだったのだが熱かった。
「俺達アコギなのに一番やかましいな」と本人が言っていたがそれだけ気持ちがこもった情熱的な演奏を聞かせてくれた。
歌詞も良かったし、是非パンタの作品を聞いてみようと思った。

和久井光司

他のバンドのサックスやらラッパやらを従えた大人数編成。
和久井光司はギターヴォーカルを務めていた。
ライヴの前半は辛かった。
エンターテインメント性以外何も感じられないのだ。
パンタのようなリアルな表現がない。
見所ははっきりいってラッパとコーラスの女性が美人だったことだ。音楽的には面白くもなんともない。

後半は面白おかしく世の中を馬鹿にしたのを感じることができたのでロック的な気持ちになれたが・・・。

パンタと和久井光司

この二人の他に数人加わりバンド編成での演奏が始まった。
パンタの歌はやはり情熱的だ。
こんな老いぼれたオヤジの何処にこんなパワーがあるのだろう。
表現したい・伝えたいという気持ちがダイレクトに伝わってくる。最近流行っているパーティー・パンクより遥かにリアルだ。

パンタと和久井光司の後半以外はあまり面白くなかったけど、パンタだけで充分チケット代の元は取れたライヴだった。

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