al.ni.co (アルニコ)の概要
WANDSを脱退した上杉昇と柴崎浩が97年に結成した。
WANDSは91年から活動するバンドで商業主義が濃厚だった。
大衆ウケを最優先事項に掲げたとしか思えない楽曲は、実際にミリオンセラーを連発した。
しかし、カートの自殺に衝撃を受けた上杉昇は95年のWANDSのアルバム”PIECE OF MY SOUL “からグランジ・オルタナに傾倒。
96年には音楽性の違いからWANDSを脱退。
al.ni.coを結成するにいたった。
音楽性は、あからさまなパクリではないがグランジ色が強い。
歌唱法から内向的な歌詞、重いギター、アルビニがNirvanaと作り出したアンビエントで乾いた雰囲気を連想させるサウンドで、グランジ・オルタナを意識している様がよくわかる。
アルバムを1枚リリースした後、2001年に解散。
現在、上杉はソロで活動している。
関連リンク
al.ni.co (アルニコ)のアルバム紹介
スタジオアルバム
セイレン
99年にリリースされた唯一のアルバム。
音楽性は上で述べた通りなので、その手のサウンドを好む人にはオススメするが、単なるフォロワーにしか聞こえない人も中にはいるだろう。
WANDSでのビジネス的活動を知る者にとっては、その変わり様にリアリティを感じることは不可能なのも事実。
ニセモノ臭さは否めない。