Veruca Salt (ヴェルーカ・ソルト)

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Veruca Salt (ヴェルーカ・ソルト)のアルバム紹介

Veruca Salt (ヴェルーカ・ソルト)の概要

女性2人のツートップという珍しいスタイルのバンド。
メインヴォーカルは、曲によってルイーズ・ポストとニーナ・ゴードンが入れ替わる。

バンドの結成は92年にシカゴでルイーズとニーナが出会ったことがきっかけ。
出会ったときは2人とも「まるで鏡を見ているみたい!」と感じたほど、フィーリングが合っていたようだ。
そして、男2人をメンバーに加えて活動を開始した。

94年にインディからデビューアルバム”American Thighs”をリリース、シングル”Seether”のヒットもあって高評価を得てメジャーから再販された。

ロー・ファイなサウンドに歪んだギター、内向的な雰囲気など、音楽性は明らかにグランジ・オルタナを通過してきたものだが、とにかくポップでキャッチー、キュートでちょっぴり落ち込んでいる感じ。
HoleやL7が持っていた荒々しさや攻撃性は皆無で、対照的に音楽も外見もかわいらしくて洗練されている。
社会から疎外されたロックな女性というよりは、セレブなお嬢様というイメージだ。

Veruca Salt 17曲(You Tube)

ライナーや雑誌では「Nirvana以降の新しいスタイル」と評価されたが、アイドル寄りでブームに便乗した商業ロックと感じる人もいるだろう。

96年にスティーヴ・アルビニと製作したEPをリリースした後、Motley Crue、Bon Jovi、Metallicaといった80年代メタルとの仕事で有名なボブ・ロックという、アルビニと対照的なプロデューサーの下で製作した2ndアルバム”Eight Arm To Hold You”をリリース。

この時期のインタビューでニーナは、「モトリー・クルーは大好きだったし、ボン・ジョヴィにも好きな曲がある。」と語っている。
「グランジ・オルタナの枠を超え、エアロスミスやツェッペリンのような王道ロック」とか「普通に凄いロックアルバム」との評価もあったが、オルタナティヴではなく単なる売れ線メインストリームだと思った人もいるだろう。

このバンドがオルタナティヴだなんて考えたこともなかったんだから。
デビューした頃はオルタナが主流だったから、オルタナティヴというレッテルを貼られて・・・
(ニーナ・ゴードン)

本人達は反メインストリームという考え方は持っていなかったようだ。

来日公演時のニーナ・ゴードン2ndアルバム後、固い絆で結ばれていた2人だったが、ニーナがバンドを脱退しソロ・ミュージシャンとしての道を歩むことになった。
ニーナは性格的に物事をコントロールできない状態が性に合わず、バンド形態だと楽曲編成に自由が無いし、バンドのために歌を書いているという意識が強かったので、それらから脱却したかったようだ。
脱退後にルイーズがインタビューでニーナを批判する辺りが、友好的な離脱ではなかったと思わせる。

その後Veruca Saltはルイーズを中心にオーストラリアやアメリカのレーベルに所属しながら活動を続けていたが、2013年にニーナを含むオリジナルメンバーが復帰。
2015年にはアルバムをリリースした。

関連リンク


Veruca Salt (ヴェルーカ・ソルト)のアルバム紹介

1.Veruca Salt (ヴェルーカ・ソルト)のアルバム

American Thighs

94年のデビューアルバム。
まずはこれを聞いてみるといいでしょう。

MTVで大ヒットした”Seether”はバンドを代表する曲。
ロウファイでノイジーなサウンドだが、自殺を連想するほど陰鬱ではなく、明るいイメージすら感じさせる。
そのため、カート死後の新たなスタイルとして評価された。

American Thighsの日本盤


Eight Arms to Hold You

97年の2ndアルバム。
上で述べたように、プロデューサーにはボブ・ロックを起用した。

大ヒットした”Volcano Girls”や、”With David Bowie”、”Shutterbug”などポップな曲が印象的だ。

しかし前作のようなインディの雰囲気は失われ、メインストリームよりのサウンドに仕上がっている。
それをNirvana以降の新しい道と評価するか、オルタナと呼ばれていたバンドの要素を取り入れた売れ線狙いのニセモノと非難するかは人それぞれ。

Eight Arms to Hold Youの日本盤

Eight Arms to Hold You – iTunes Store


Resolver

2000年にオーストラリアのレーベルからリリースされたヴェルーカ・ソルトの3rdアルバム。
バンド名義だが、ルイーズはバンドメンバーを一新している。

オーストラリアでは好評を得たらしいが、管理人は未聴なのでノーコメント。

Resolverの日本盤

Resolver – iTunes Store


IV

数枚のEPを経て、2005年にリリースされた4th。

こちらも管理人は未聴なのでノーコメント。

IVの日本盤

IV – iTunes Store


2.Veruca Salt以外のアルバム

Tonight and the Rest of My Life (Nina Gordon)

バンドを去ったニーナ・ゴードンが2000年にリリースしたソロアルバム。

良くも悪くも完全にメジャーなサウンド。

ニーナは三十路に突入したのだが、ジャケットからして”外見的美しさ”を売り出そうとするのがメジャー的。

Tonight and the Rest of My Lifeの日本盤

Tonight and the Rest of My Life – iTunes Store


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