Liz Phair (リズ・フェア)

Liz Phair 15曲(You Tube)

Liz Phair (リズ・フェア)の概要

89年に大学を卒業後、歌を始めた彼女は92年にニューヨークのインディレーベルMatadorと契約し、93年には”Exile In Guyville”でデビューを飾ったが、このアルバムではPJ Harvey同様にセクシャルな歌詞が話題となった。

あなたを犬のようにファックしたい

あなたのフェラチオ・クイーンになりたい

アソコが真っ青になるまでファックしてあげるわ

Flowerの歌詞

このような話題性も合ってアルバムはメディアから高評価を得て、20万枚以上のセールスを記録し、オルタナ・クイーンとして祭り上げられることとなった。

歌詞の内容が赤裸々? 女性はそういう(性欲的な)部分を隠すように教えられてきたからよ。

リズ・フェア

彼女がいうには、歌詞は女性同士の下ネタ話と何ら変わりがないという(後に自意識過剰な面もあったと語っているが)。

女性は性欲を隠すべきだという世の風習を無視した彼女の歌は注目を浴びた。

PJ Harvey同様、セクシャルな部分ばかりが注目されがちだが、女性のあるべき姿という価値観に捕われず、自由に言いたいことを歌にするというスタイルが本質的な魅力だ。

リズのような女性ミュージシャン達の登場で時代は変わったと断言できるだろう。

このような強気とも取れる活動とは裏腹に、ステージ恐怖症でライヴは苦手だった。

2ndアルバムもセクシャルな歌詞があるのだが、その後は結婚、出産など人生経験を重ねるにつれて表現する内容も変わっていった。

ステージ恐怖症も克服したようだ。

私の生き方と作品を通じて、私なりにちょっとでも時代を変えられたらというのがいつだって私の強い”動機”なの。

今でもまだ女性が正当な社会的評価や自由を得られていないと信じているから。

リズ・フェア

音楽性は、初期の頃はノイズの少ないロウ・ファイ感漂うロックだったが、2003年のメジャーデビュー作ではメインストリーム寄りのポップなロックに挑戦した。

変化することは他人同様怖いことだけど、変化することは生きることの証

リズ・フェア

しかしながら余りにポップだったため、今更セル・アウトしただのアヴリル化だのと従来のファンから攻撃されてしまった。

彼女自身は、元々インディ・オルタナ界隈には居心地の悪さを感じていたようで、オルタナの女王というレッテルを勝手に貼られて苦しんだこともあり、意に介していない様子。

今現在もオルタナという枠組みにすら捕われずに、自由に活動中だ。

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Liz Phair (リズ・フェア)のアルバム紹介

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このアルバムのローファイサウンドに癒されていただきたい。

衝撃的なデビューアルバムが高評価を得ている。

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