Queens Of The Stone Age (クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)
Queens Of The Stone Age (クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)のアルバム紹介
Queens Of The Stone Age (クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)の概要
グランジ・オルタナ・ムーブメント真っただ中に結成されたわけではないが、このバンドの中心人物であるジョシュ・オムは、Kyuss(カイアス)という伝説的なバンドで活動していたので掲載することにした。
ジョシュはKyss解散後、シアトルに移住し大学生活を送っていたようだが音楽活動を開始。
96年にGamma Ray名義で7インチを発表するしたものの、ドイツのメタルバンドと同名義だったためQueens Of The Stone Ageと改名することになった。
98年にはPearl Jamのメンバーのレーベルからセルフタイトル作をリリース。
Queens Of The Stone Age 19曲(You Tube)
ジョシュ以外のメンバーは非常に流動的なのがこのバンドの特徴。
元Screaming Treesのマーク・ラネガンは毎回のように参加しているが、デイヴ・グロールやロブ・ハルフォードが主なところ。
QOTSAのサウンドはストーナーとして語られることが多いが、Kyuss時代よりもポップでキャッチー、バラエティに富んでいるのが特徴だ。
活動開始時期にはグランジ・オルタナは終焉を迎えていたが、独特のグルーヴはオルタナの未来やアイデアが出尽くした感のあるギターロックの可能性を感じさせてくれるものだった。
99年にはSmashing Pumpkinsの前座を務め注目を浴びた。
2000年にはメジャーデビュー作となる”Rated R”が大成功を収めることになった。
英米のメディアから大絶賛され、2000年を代表する1枚と評価されている。
2002年にはSongs for the Deafという傑作をリリース。
2020年現在もオルタナティヴな活動を続けている。
>関連リンク
Queens Of The Stone Age (クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)のアルバム紹介
1.スタジオアルバム
Rated R (R指定)
2000年作。
質が高いのでこれから聞いてもいいだろう。
各種ドラッグの名前を連呼するFeel Good Hit Of The Summer、完全にハイになっちゃっているThe Lost Art Of Keeping A Secret、Better Living Through Chemistryなど、ストーナーと呼ばれる彼らの真髄がここにある。
Songs for the Deaf
2002年作。
ドラムはデイヴ・グロールが叩いており、ツアーにも参加した。
まずはこのアルバムで独特のグルーヴと波長が合うかどうか試してみるといいだろう。
No One Knowsに代表されるように、分かりやすくて良い曲が多く収録されている。
マーク・ラネガンの歌うHangin’ Treeは圧巻。
Lullabies to Paralyze
ニック・オリヴェリ離脱後の2005年リリース。
ユーモラスな雰囲気はなくなってしまったが、音楽の幅は広まった気がする。
しかし、傑作とは言い難い。
上の二枚が気に入ったら聞いてみるといいだろう。
前作Songs For The Deafの成功によるプレッシャーがキツかったようだが・・・