グランジ・ブーム便乗バンド

ある音楽が流行りだすと、レコード会社が我先にその手のバンドと契約を結び、流行の音楽を真似しているだけとしか思えない大した個性のないバンドが溢れかえるというのは世の常。
しかし、そうしたフォロワーすら成功を収めてしまうのがトレンドである。

シアトル周辺バンド、SUB POP所属バンドというだけで、多くのバンドとメジャーが契約を結んだのは事実のようだ。
メジャーレーベルだけでなく、全米各地のバンドもシアトルへ移住して来てメジャー契約を獲得するチャンスを狙うようになった。

シアトルのバンドは最初は本当にそれぞれ全く違っていたんだけど、サウンドガーデンとグリーン・リヴァーとマルファンクションが結構客を集められるようになってから、だんだん皆似てきたような気がする。
(Soundgarden / クリス・コーネル 94年)

シアトル出身バンドの全部が個性的な音楽をやっていたわけではない。
シアトル・バンドの大半はB級バンドという評価には同意せざるを得ない。

ただ、商業的な成功を夢見ることなく、単純に好きだから活動していたバンドが悪いわけではない。
そのようなバンドを青田買いし、グランジと絡めて売り出したレーベルに責任があるだろう。

また、オルタナティヴという言葉も本来の意味を失っていった(オルタナティヴとは?を参考にして欲しい。)

どのバンドがフォロワーなのかは自身で聞いて判断していただきたいが(Pearl JamやSoundgardenすら流行便乗組とする人もいる)、ここでは叩かれることが多かった2つのバンドを簡単に紹介する。


ブーム便乗だと批判された主な2バンド Stone Temple Pilots

このバンドのアルバムが700万枚売れた事実こそ、トレンド・金儲けとしてのグランジの始まりだったと指摘するジャーナリストもいる。
売れた理由はMTVのヘヴィ・ローテーションされたことと、タナボタ的にグランジ・ブームに便乗したからと批判された。
>>>タイミングが悪かったStone Temple Pilots

Bush

Nirvana好きを公言するのは結構だが、Little Thingsという曲はSmells Like Teen Spiritsをパクったとしか思えない。
アイドル的な売れ方をしたのも嫌悪された。
>>>言い訳不可能なBush


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